2015年7月1日水曜日

ウイスキーってどうやって作るの?

スカイ島に滞在するのは1週間だけの予定です。
桃太郎君は残念ながらロンドンに戻ってしまい、ティムちゃんと二人きり。

景観のきれいな場所がいくつかあるみたい。
ドライブもいいけど、折角の休暇だから、のんびりを決め込むことに。

それでも一か所行きたいと思っていたのはウイスキー工場。

スカイ島唯一の蒸留所、タリスカーです。
ティムちゃんはこれまでいろんな蒸留所に行ったことがあります。
でも私は行ったことがない。

おうちからもっと近いと思っていたら、それでも1時間ほどのドライブ。
ティムちゃんが嫌がるかと思ったけど、意外にOKがでました。
といっても喜んでる風ではなかったけど。

「みきちゃんが喜ぶなら1時間の運転くらい平気」
その割には続いて
「結構つまんないよ、行きたいなら連れていくけど」
「銅の蒸留器がいくつか並んでて、その形は様々だけど基本は同じ」

私は、一度見ておけばガイドの仕事に役に立つかな、という下心。



ウェブサイト(リンクします)でチェックしたら、見学ツアーがありました。
夏の忙しい時には予約した方がよさそう。

私たちはその場でチケットを買いました。
大人8ポンド。

ティムちゃん「えっ、8ポンドも取るの?」ってびっくり。
この手の場所はどこでもタダで見ているから、有料だと思わなかったそう。

このチケットプライスは3ポンドのバウチャー付。
ショップでウイスキーのボトルを買うときだけに使えます。
それ以外のグッズには使えないそうです。
そして、1本のウイスキーには1枚のバウチャーしか使えない。
ちょっとそれってってカンジでしょ(笑)

ウイスキーの基本的な作り方を工場見学しながら聞いていくってツアー。
私はとても楽しめました。
ティムちゃんも「わかりやすくていいツアーだった」って。

まず、大麦をお湯につけて発芽させます。
(Malting)

大麦の糖分を最大限に引き出すのにちょうどいい発芽状態になったら、それ以上の進行にストップをかけるために乾燥させます。
その時に泥炭(ピート)を燃やすので香りが付きます。
(Kiln Stage)

今度はそれを挽きます。
(Milling)
挽いた大麦の粒子の大きさで3種類に分けられます。
大きすぎの殻(20%)、これには糖分がほとんどないので使いません。
小さすぎる大麦の粉(10%)、これは機械を詰まらせる原因になるので、やっぱり使いません。

ということで、ウイスキーの原料になるのは大麦の70%

これに今度はお湯を加えて混ぜ合わせ、糖分を液状にします。
(Mashing)

液状になった糖分はイーストを加えて発酵させます。
2~3日かけて、発酵させるとアルコール度数が8~9%くらいになります。
(Fermentation)
この液体を濾して出たカスの部分は家畜の飼料にするそうです。
甘みがあるのでよく食べるそうです。

液体は蒸留器に2回通ります。
それ以上蒸留すると、ピートなどの風味が薄くなるので2回まで。
私は蒸留の回数が多いほどいいと思っていたのでこれは意外でした。
この蒸留器の形は蒸留所によって違います。
形で味が左右されるそうです。
蒸留器を通って出てきた液体はアルコール度数をチェックします。
蒸留が始まったすぐの液体と終りに近い液体は使わないそう。
(Distillation)

この段階ではまだ液体は透明です。
これを樽に入れて熟成させたらウイスキーの出来上がり。
樽はシェリー酒やバーボンの古い樽を使います。
スコッチウイスキーの定義では熟成は3年以上。

熟成させている間に年に3%くらい蒸発するんですって。
だから25年とか寝かせると半分くらいになっちゃうそう。

年数モノのウイスキーが高いのは量が少なくなるからです。
(Maturation)


今回ガイドを務めてくれたマイクさんによると、年々シングルモルトの需要が高まっているそうです。
シングルモルトというのは単独の蒸留所で作られたウイスキーのこと。

対していくつかのウイスキーを混ぜ合わせたものはブレンドウイスキーといいます。

マイクさんが勤め始めた5年ほど前はタリスカーの生産の60%がブレンド用に売却されていたそうです。
でもたとえば去年の数字だとそれが20%に減ったそうです。
つまりシングルモルトとして出荷した量が倍になったってこと。

ツアーは1時間弱。
最後はグラスにタリスカーが注がれてみんなで試飲。
お水を少し加えるとぐっとおいしくなるそうです。

私はウイスキーは強すぎて飲めません。
お水で10倍くらいに割って一口すすっただけで終わりました。


残念ながら工場内の空気が可燃性という理由で写真禁止。
実際タリスカーの工場は一度ひどい火事に遭ったことがあるそうです。
(カメラが原因ではなかったけど)





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2015年6月29日月曜日

ルイス島からスカイ島へ

私がこの記事を書いている時(2015年6月26日)フェリー会社はストで大変みたい。

住んでいる人たちにとって、フェリーは生命線です。
ほとんどの生活必需品はフェリーで島まで運ばれています。

私たちが実際にルイス島を出たのは先週の土曜日。

僻地に行くにはもちろん飛行機もあるけど、いろいろトランクに積んでいけるので、車がやっぱり便利。

今日は2週間滞在したおうちに別れを告げて、ハリス島のタバートへ。

雲が少し多かったけれど、ドライブ日和かな。

 晴れていると、いつも見ている景色がよりきれい。
高台はかなり雲が低いなぁ…。


そう思っていたら、やっぱり僻地のお天気は侮れない(笑)
 いきなり10m先が見えないくらいの霧!
ハリス島は高低の差が激しいのでこういったことも多いそうです。


スローダウンして高台から降りてきたら少しましになってきました。
 タバートの港のあたりは全然平気。
フェリーが港に入ってきました。
港には何にもない。
新聞屋さんと銀行とお土産物屋さん。
ツーリストオフィスもあるんだけど、私たちが行ったときは閉まっていました。
「お葬式に出席しますので今日は午後からしか開きません」
そんな張り紙がドアに貼ってあった。

ハリス島のちょっとしたお土産なんかをここで買おうと思っていたので、ちょっとがっかり。
フェリーに乗る車は、指定の場所に駐車して、大体30分くらい待たないといけないので、時間つぶしにもいいと思っていたら甘かった。

さていよいよ時間になって乗船。
タバートからスカイ島のアイグへのフェリーは、アラプールからストーノウェイのもの(リンクします)より少し小ぶりでした。
タバートからアイグまで1時間半。
船内にはパブとカフェがあってご飯も食べられます。
スカイ島が見えてきた。

どんなところかなぁ。
桟橋が見えてきました。
ストーノウェイよりも小さそう。

さて、スカイ島に到着。
フェリーにサヨナラして、1時間くらいのドライブで借りているおうちに向かいます。




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2015年6月27日土曜日

ルイス島で絶対に食べた方がいいもの3つ!

 ルイス島で絶対に食べた方がいいもの。

第一はまず手長エビです。

島なんだから、どこにでもお魚屋さんがあると思ったら大間違い。

何と大手スーパーマーケットのテスコとコープが島中に配達してくれるので、小さめの小売店はどこも存在危機。

かろうじて首都ストーノウェイに2つのお魚屋さんを発見。

ひとつはFishermens' Co-opのもの。
品ぞろえはいまいち。

もう一つはインフォメーションセンターの北側。
ロイヤルホテルのお向かい、海岸沿いです。
ウェブサイトはないんですが、電話番号は01851-706772。
Islander Shellfish というお店です。
外観はこんな感じ。

中に入るとカウンターにいっぱいお魚が並んでいます。
日曜日と月曜日はお休みだから気を付けて。

2~3日おきに、ここで生の手長エビを買うのが私たちの日課になりました。

お店屋さんも覚えていてくれて、
「手長エビを1㎏ちょっと」
そんな風に注文するとにっこり笑って対応してくれました。
 これで15ポンド弱。
ロンドンに比べると半額から3分の1くらい。
しかも、生きています。
大きなお鍋をグラグラさせて、大きさにもよりますが、7~8分茹でます。

するとこんな風。


もちろん生きているのをそのまま食べてもおいしい。
 生醤油を持っていっていたので、手長エビのお刺身。
これはロンドンではなかなかできない贅沢。

茹でたものは、頭のクリーミーなところも爪の部分も全部食べます。

30分くらい、ティムちゃんも私も無言で(笑)

2回目からはおしゃべりの余裕もできたけど、初回はホント、黙々と食べました!
将来、手長エビを食べにだけルイス島に来るかもしれない。



 さて、2つ目に絶対食べた方がいいもの。
それは、ブラックプディング。
正直なところ、ブラックプディングって好きじゃなかった。
イギリス風の朝食につきもの。
豚の血のソーセージです。
レバーみたいな風味がどうしても好きになれない。

だけど、ここのは違います!
気持ちスパイシーで、オートミールいっぱいだから全然臭くない。

スーパーマーケットでも売っているけれど、お肉屋さんで買うのが一番。
ストーノウェイのブラックプディングは有名なので、どこでも売っています。

私たちが贔屓にしていたのはフランシス通りのお肉屋さん。

 スコットランドだなぁ、と思うのがこれ。
左が鶏むね肉の中にハギスを包み込んだもの。
右はブラックプディングが包まれています。
買わなかったけどね。


 最後はスコットランドの牛肉。
サーロインのロースト用塊肉はロンドンの半額以下。

私たちは何回もローストビーフを作りました。

というわけで、ルイス島をエンジョイするならやっぱりキッチンが必要。
レストランはほとんどありません。





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2015年6月26日金曜日

宝物が見つかるかもしれないビーチ?

 すごく大きな砂浜でしょう?
 前回の記事で他二つのビーチを紹介したルイス島。

ここ、Uig のビーチも、引潮時間に行けば果てしなく広がる砂浜。
そんな砂浜で乗馬している女の子がいたり。
なんだか物語のシーンみたいでてステキ!
この先で、漂流してきた謎の王子様がビーチに横たわっていたりとか…

…は残念ながらありませんでした(笑)

でもね、昔このビーチの端っこで横たわっていた石の箱があったんです。

その中にはセイウチの牙で作られたチェスの駒が入っていました。
見たことあるなぁって人、多いんじゃないかな?

ハリーポッターと賢者の石の中で、ハリーとロンが遊んでいたチェスのセットはこれがモデル。
見つかった93の駒のうち、82個が大英博物館に一部が展示されています。

ビーチの近くの村に、小さな博物館があります。
コミュニティーセンターと消防署も同じビル。

その片隅にひっそりと…
というか、なんだかいきなりのチェスの駒(爆)

博物館の中はそんなに大したことはありません。
でも、こんな世界の端っこみたいなところで、細々とありがとうって感じです。
入場料の2ポンドプラス少額の寄付もしてきました。

スコットランドの僻地まで、チェスの駒が見つかったというだけで、わざわざ来たいっていう人たちはそれほど多くないだろうに。

博物館のサイト(リンクします)
 開館時間はチェックしてからどうぞ。
カフェもあって軽食が出されています。

さて、そこからビーチまでは数分のドライブ。

ビーチの手前に、またチェスの駒(笑)

ビーチはどこまでも広く、ぼーっとお散歩するのには最適。
 でも、くれぐれも潮が満ちてくる時間を考えて。

 こんなところで石の箱が見つかったんだ…。
よく大英博物館でガイドしているだけに、ちょっと感慨深い。

12世紀にセイウチの牙で作られたチェスの駒。
どんな人たちが使っていて、なぜここに漂流したんだろう。

紹介した博物館のショップで、レプリカを買うこともできます。
大英博物館でも買えるけどね。

このセットが100ポンド。
 この村の人が手作りで、とかってことなら買ったけど。

商売はそんなにロマンチックじゃない(笑)
 料金表も載せておきます。




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2015年6月25日木曜日

ルイス島の見どころ 一番のお勧めはビーチ!寒くて泳げないけど(笑)

スコットランドの本土から、2時間半も船に乗らなきゃたどりつけない僻地、ルイス島。

北の端っこで、6月の末はほぼ白夜状態。
そんなルイス島の一番ステキな場所は意外にもビーチ。

私たちは滞在中に3つのビーチに行きました。

それぞれ趣が異なるので、お好みで選んでください。
引潮の時間を調べていかないと、広大なビーチが楽しめないのでご注意!

まず一つ目のお勧めは Luskentyre。


ここは英国で一番のビーチに選ばれたことがあります。

浜に打ち上げられた海草を食べている羊さんがいます。
海藻を食べる羊って、話に聞いたことはあったけど、実際見たのは初めて!

お天気は残念だったけど、桃太郎君はあちこちで写真を撮っていました。

この写真は私の作品。
桃太郎君とガールフレンドの B ちゃんです。

お天気が良かったら、水の色がもっときれいだったと思いますが、これでも十分。

このビーチはハリス島側にあって、ドライブもすごく素敵でした。
ストーノウェイからは1時間くらい走らないといけません。
1車線のところもあるし、安全運転でどうぞ。


お次に紹介するのはGarry Beach。
Tolsta というところにあります。

ビーチのウェブサイト(リンクします)

すぐ横にもっと広いビーチがあるんだけど、こちらの方がワイルド。
写真を撮ったりするのには、こちらの方がいいと思います。

ね、スコットランドの北の果てには見えないでしょう?

洞窟みたいになってるので入ってみました。
なんだか冒険気分(笑)
そして、一番いいのはほとんど人がいないことかな。
素敵なビーチを独り占めできます。


そして、最後におすすめするのがUig のビーチ。
ここから話は長くなるのでこの次に!













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