2014年11月22日土曜日

Upper Slaughter のおうち

イギリスの田舎に住んでみたい人にお勧めの物件。
今回私たちが滞在したコテージを紹介します。

外観はこんな風です。
車はおうちの横にこんな風に停めます。
スペースは1台分のみ。

ホテルもいいけれど、コテージのいいところは居住空間。

暖炉に火をともしたり、

自分でご飯を作ってみたり、

やろうと思えばスコーン作って自家製クリームティー。

もちろん何にもせずに毎回お外ご飯も可。
なんたってお向かいはミシュランの星付き高級マナーハウスホテルだし。

ということで暖炉。

到着した時はマッチで火をつけるだけに準備されていました。
 毎晩暖炉を見ながらくつろぎました。
薪は十分用意されていました。
これが火の灯っているとき。


お次はキッチンです。
そんなに大きくないけれど、一通りの設備は整っています。
オーブンが使いやすかった。
冷蔵庫は小さめ。

ティムちゃんがローストビーフを焼いてくれました。
お肉はバーフォードのお肉屋さんで買ってきました。
 調味料はおうちから持ってきました。
でも必要なら車で5分くらいのところにスーパーマーケットがあります。
2マイルくらいだから、歩くと30分弱かな?


寝室は全部で3つ。
これは一番広いお部屋。

バスルームは2つで、ひとつはシャワーのみ。
もう一つにはバスタブがあります。

Wifi 完備なので、ネットは問題ありませんでしたが、携帯は繋がりにくかったので注意。

ウェルカムパックは、
食パン(スーパーで売っているもの)
ミルク
オレンジジュース
バター

別にコーヒーと紅茶は用意されていました。

去年かおととしに紹介したサウスロップのおうちの方(リンクします)が高級感がありました。
でもこっちの方が少し安い。

興味のある人はウェブサイトをどうぞ。









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2014年11月20日木曜日

コッツウォルズ、お勧めの村 Lower Slaughter

少し霧がかかってロマンティックでしょう?

先週末に滞在していたコッツウォルズの写真です。

このブログを読んでいる人は「ステキなところに行って、おいしいものを食べる」のがガイドのお仕事だと思っていることでしょう。

全くその通りです(笑)


でも、ご案内する場所すべてが私のお気に入りというわけではありません。
お客様用で、自分ではそんなに好きじゃない場所っていうのももちろんあります。

逆に観光コースには入っていないけれど、実はステキなところというのも。

そういった場所はプライベートでも訪れます。

例えば今日ご案内させていただく「Lower Slaughter」
ここは大型バスは入れません。
小型バスも「用がないなら」入れません。

「用がある」というのはホテルに予約があるかということ。

つまり写真休憩のみの団体様お断り。


 でもそれがいい。


私たちはこの隣村「Upper Slaughter」から歩いてアプローチしました。
途中の景色はこんな感じです。
小川沿いの 小路もあるんだけれど、雨の後だったので道路を歩きました。
 村にあるのは民家と地区教会とホテルが2件。

写真を撮ったり、スケッチをしたりするのにもってこい。
 もうどこを見ても絵葉書みたい。
 そして、自分以外に観光客がいない…

これって、書きながらすごく身勝手だなぁと思ってます(笑)
でもコッツォルズでよくご案内する場所って本当に人だらけ。

こんなひなびた村をお散歩して、ホテルでゆっくりお茶っていうのが本当のコッツウォルズなんだけど。
以前はバイブリーもこんな感じだったんだけど、今は大型バスがずらり。
村は美しいままでも、何となく雰囲気が変わってしまう。

最近コッツウォルズに行くときは大型バスが入れるかどうかで村を決めています。

ただ、お買い物したいって言われたらアウトだけど(爆)





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2014年11月16日日曜日

田舎のパブ

ティムちゃんとロングウィークエンドしています。

週末を長くとってノンビリすることを英語でそう言うんです。
金曜日と月曜日をお休みすれば4日間の週末。
木曜日の夕方おうちを出て、火曜日の昼頃戻るってカンジかなぁ。

私たちがのんびりしているのは、コッツウォルズの小さな村のコテージ。


そこに行く時に立ち寄ったパブが結構良かったので紹介しておきます。

ロンドンとオクスフォードを結ぶM40という高速道路の5番出口から5㎞くらい。

最近の田舎のパブは「ガストロパブ」と銘打って気取ったところが多い。
値段も高く設定して、その割にはさほど美味しくなかったりもする。

ここは、パブらしいサービス。
食べ物は良心的な値段だったし味もよかった。


ティムちゃんはソーセージ。
 私はハンバーガー。
メインコースは一律£9.50。

 駐車場から見えた風車がかわいかった。

近くで食べるところを探しているならぜひどうぞ。


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2014年11月14日金曜日

幸せな家畜を食べる



先日RSPCA を訪れる機会がありました。


RSPCA というのは、英国王立動物虐待防止協会の頭文字です。
1824年に設立されています。


英国には世界のパイオニア的な機関がたくさんあって、RSPCA もその一つ。
世界中の人たちが動物の福祉を考える時には無視できない存在なのです。
なので、日本をはじめ、たくさんの国から訪問者がやってきます。

理由は個人的な興味であったり、行政や企業の方針だったり。


さすが長年存続している機関だけあって、規模が大きい。
しかも運営は国の補助などを一切受けずに成り立っている。

これはRSPCA本部の受付横。

ディスプレイキャビネットには、第一次世界大戦の時に作られた軍馬のための野戦病院の資料が飾られていました。

RSPCAではペットだけではなく、野生動物や家畜など、あらゆる生き物の福祉を考えています。

そんな背景もあって、乳牛のモニュメント。
訪れた人たちのサインが体中に書かれていました。
おでこにはトニーブレア。

また、ここ2年ほどで急成長している販売の部門。
その製品などもディスプレイされていました。
ペットのえさや教育用の書籍、アクセサリーなどいろいろ。


3階建ての建物で、吹き抜けを囲うようなデザイン。


明るくて開放的。
ここで働いている人はペットと一緒に働いてもいいそうです。
なので、ワンちゃんたちをたくさん見かけました。


ネコちゃんも連れてくるのか聞いたら、誰も連れてこないそうです。
理由はおとなしくデスクの横に座っていることができないから、だそう。

虐待されているペットの救出などで有名なRSPCAですが、それは活動のほんの一部。


RSPCAの中にはFreedam Food という部門があります。
これは、RSPCA の基準を満たした条件で家畜が飼われている証明制度。


つまり商品にここのロゴが付いていれば、その家畜は苦痛や虐待を受けていないということ。


この証明を受けるために、農家は検査の費用を実費負担する必要があるそうです。
立ち上げられてから、20年を迎えました。
希望する農家は誰でも参加することができるそうです。
ただ、RSPCA の基準はかなり手厳しいです。


また、守らないといけない基準は2~3年ごとに更新されています。
その都度さらに厳しいものになるケースが多いそう。


農家の人たちがその基準を満たすためにはお金もかかります。

例えば同じ大きさのところにたくさんの家畜を詰め込む方が安上がり。




だけど消費者は少しくらい高くても、ロゴのついた商品を買います。

なのでこのロゴが付くのなら、投資の価値はあるわけ。

そうして動物の福祉に貢献するといったサイクルです。




このFreedam Food が今回ロゴを変えるそうです。
これが新しいロゴ。


カラー版はこちら。
来年の中ごろから大々的に発表予定だそうです。


今までのロゴとの違いは、RSPCA を前面に出したこと。
20年の実績をもとに、やっと正式に認められたってことです。

Freedam Food というコンセプトは世界でも初の試みでした。
軌道に乗るまでは、本家に傷がつくような事態にならないように、わざと距離を置いていました。


リサーチによると、英国でのRSPCAの認識度はなんと96%。
Freedam Foodは、まだ24%。

なのでこのロゴの変換で、知名度がぐっと上がることが期待されているそうです。

知名度が上がれば、消費者の認識も高まって、参加する農家も増えるでしょう。


いつか英国中の農家にこのロゴが付くことになればいいなぁ。


ちなみに現在英国では養殖のサーモンと卵用のニワトリのロゴ取得率が高いそうです。


サーモンの養殖は3年間の養殖時間がかかります。
なので、その期間サーモンが健康で健やかに育っていれば経済的にも利点があります。
また、比較的新しい産業なので投資がしやすいのも理由。


逆にニワトリのサイクルは短くて、たったの40日。
ニワトリの福祉なんて考える企業は少なかったのです。

そこで20年前は檻の中で育てられるケースが80%を越えていました。

1羽あたりA4 の紙程度の大きさの、全く動けない檻です。

現在は檻に入れられるニワトリの数は50%にまで減りました。

檻で育てられたニワトリの卵は扱わないスーパーマーケットは

Waitrose,
The co-operative,
M&S
Sainsbury’s

以上の4社。



逆に一番低いのは乳牛で、1%だけですって。

理由はスーパーマーケットが牛乳を安く買い叩いていていること。

農家に余裕がなくて、投資する費用が捻出できない。



消費者がもっと商品を選ぶようになればいいのに。
値段だけで選ぶ時代は終わりにしないと。






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2014年11月13日木曜日

アポイントメントに遅れちゃう!!

今回は珍しく、駅でお客様と待ち合わせ。
普通はお泊りのホテルのロビーというのが一般的です。
通訳の仕事だったのですが、訪問先がロンドン郊外。


車ではなくて、列車で訪問先まで向かいます。
車だと渋滞などを考慮して早めに出発します。

じゃあ鉄道なのでぴったりの時間に出る?

イギリスの公共交通機関はそんなに甘くないです(笑)


 これはイギリスの典型的な始発駅のデパーチャーボード(発車掲示板)
ちょっと大きくしますね。

一番左の列車は9時ちょうどに出るはずだったんだけど、キャンセル。
つまり、列車は出ませんということ。
シンプルな表示なので、わかりやすい。
それが正当であるかどうかは別のお話。

真ん中のは9時01分に発車のはずだった列車。
この写真を撮ったのは、まだ8時58分。
プラットホームは11番と出ていますが、結局9時12分を過ぎても出ていませんでした。
ただ、プラットホーム番号が出ているので、列車はそこにある。
何らかの理由で時間を過ぎても出発していないわけで、理由が解決した時点で出るはず。
それがいつになるのかはわかりませんが(笑)

右手のはお目当ての列車。
訪問先から指定された列車で、この列車の到着に合わせてアポイントメントがアレンジされていました。

いつまでたってもプラットホーム番号が出ない。

これはロンドンの始発駅、ヴィクトリアです。
番号が出ないのは、まだその列車が駅に入ってきていないということ。
いつ入ってくるのかは、到着のボードに出てくる時もあれば、そうでないときも。



今回のお客様はヨーロッパが初めての女性おひとり。
ビジネスのための渡英です。
何にもおっしゃらないんですけど、不安が募っているのが一目でわかりました。
「約束の時間に遅れちゃう!!」
きっとそう思っていたんでしょうね。

私はもちろんこんな場面には慣れています。
というか、イギリスに住んでいれば時間通りに列車が来ないことは珍しくもなんともない。

発車予定の9時02分になっても何の変化もありません。
10分すぎたころに「遅れる」の表示。

どれくらい遅れるのか、待っていればいずれは出るのか、そういった親切な情報はなし。

どうやらロンドンの南側で電気系統の問題があるらしい。
なので、時間通りに出ている列車もあるんだけれど、問題のある地域を通るものはキャンセルか遅れが出ているようでした。

いつまでに復旧かわからないのはいつものこと。
こういった場合には方法がいろいろあります。

簡単なのはタクシーとかに乗っちゃう。
ただ、経済的ではないし、方角によっては渋滞してさらに遅れることも。

もっと簡単なのは、お茶でも飲みながらその列車が出るまで待つ。
でも、いつまでかかるかわからない(涙)
ずっと待って結局キャンセルになり、どうしようもなくなることも多々。

日本みたいに、なんでも時間通りにスムーズにいくことが前提の国から来ている人は、パニックになるケースもあります。

今回の私のお仕事は訪問先での通訳です。
それ以外のことに口出しするのは「余計なお世話」になる可能性もあるんです。
もしおすすめした方法がうまくいかなかったら…というリスクがありますからね。
お客様の方から「何かいい方法はありませんか?」って聞かれればその限りではないけれど、意外にそんな風に聞いてこない人が多いです。


今回私たちが採ったのは、列車で迂回して行く方法。
AからBに行けないから、AからCに行って、そこからBに行けばいい。
CからBの列車が出なくても、そこからタクシーで行くこともできるし。

私からは「実はこういった方法もありますが、どうしますか?」っていうだけ。
上に書いた理由もあるので、決定はお客様にしてもらわないといけません。

なるべく具体的にリスク、メリット、デメリットを挙げて、お客様に選んでもらいます。

私の経験では、女性の方が柔軟に応じてくれます。

男性の方が優柔不断で決定できない人が多い。
ずるずる待って、できたはずの可能性を逃してしまう。
もちろん個人差はありますけどね。
「おぅ、それで行こう!」みたいな男性もちゃんといますよ。



旅行中には思ってもみなかったことってたくさん起こります。

ホテルの予約が入っていなかった、
飛行機に乗り遅れた、
スリに遭った、
列車がキャンセルになった、
ストで交通機関がマヒした等々。

準備が完璧な人ほど、焦る率も高い。
観光ならそれも経験で済ませられるけれど、ビジネスの場合はそうもいかない。

結局今日は15分の遅れだけで約束の場所まで行けたので、満足。






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2014年11月11日火曜日

マナーハウスで優雅なサンデーランチ

これはコッツウォルズのマナーハウス。
アッパースローターにある、 Lords of the Manor。

私のお気に入りのひとつで、たまにお昼ごはんに立ち寄ります。
マナーハウスというのは昔の領主のお屋敷です。

建てられたのは4~500年前というのが多い。
この写真を撮った日は午後1時にテーブルを予約しました。

車が到着したら、受付の人が車寄せまで出てきてくれて、居間に案内してくれました。

シャンペンでも飲みながら、メニューを吟味してくださいということ。


ここのソムリエ君。
結構フットワークの軽いフランス人のお兄ちゃんです。

すごく小さな食堂なので、スタッフの数が少ない。
なので、ワイン係以外のことでも引っ張りだこ。

ロンドンでミシュランの星が付いているレストランに行くと、ソムリエが気取りすぎ。
ここはそんなことはありません。

今回飲んだのはシャンペンではなくてイギリスのスパークリングワインです。
軽くって泡立ちもよくて、ランチにぴったり。
重い目のシャンペンがお好きな方にはちょっと物足りないかも。

おつまみにカナッペが出てきました。
これ食べると大体そのレストランの良さがわかる。
季節のものが使われているか、味付けはどうか、いろいろ。

おつまみを食べながらメニューを見て、食べたいものを決めていきます。

そして注文を取ってくれて席に案内されるのは、来店後30分以上後。


まれに「急いでいるって言ってさっと出してもらって下さい」って人がいるけど、
時間をかけてお昼を楽しむのも目的のひとつ。
なので、急いでいるなら行かない方がいいです。


テーブルに着いたら、まず初めがアミューズ。
これは栗のムース。
カリカリのベーコンがアクセントになっていて、とってもおいしかった。


私が前菜に選んだのはお魚。
おひょうという白身のお魚です。
キノコのソースとお豆が添えてありました。

メインコースにはローストビーフ。
左手の大きなのがヨークシャープディング。
お肉が柔らかくて、おいしかった。
ポテトが食べきれなくて、少し残してしまいました。

デザートはリンゴとメープルのチーズケーキ。
青リンゴのシャーベットが添えてあってあっさり味です。
あんまり甘いものは好きではありませんが、これはペロッと食べてしまいました。


男性のお客様に「紳士はチーズとポートワインですよ」ってご案内したら、注文してくれました。
三つとも、この近くで造られているチーズです。
青いのと硬いのとやわらかいの。

日本ではおいしいチーズがあんまり食べられないそうです。
この後、バーに移動してお茶やコーヒーをいただいて、外に出たのは4時過ぎ。

ロンドンまでの帰り道、虹がかかっているのを見ることができました。

日本のパッケージツアーで日帰りコッツウォルズなんてよく見るけど、村から村へ走り回って全然優雅じゃない。
せっかくなんだから、時間をたっぷりかけてランチするのはどうですか?

ちょっとおしゃれして、お姫様気分に浸るのも悪くないです。

Lords of the Manor(リンクします)



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2014年11月9日日曜日

戦争博物館に行ってみよう!

イギリスでは、11月は 戦争を考える機会が多い月です。

あさって、11日は第一次世界大戦の終戦記念日。
毎年この日の周りに戦没者の慰霊も含めてたくさんのイベントが行われます。

今年は時に第一次世界大戦から100年という年なので、記念行事も多くあります。


ロンドンにある戦争博物館でも第一次世界大戦のギャラリーが新しくなりました。
日本からのお客様はほとんど足を運ばない博物館です。

でも、もし時間があれば立ち寄ってください。
ウォータルーからバス59番ですぐです。

この博物館は第一次世界大戦中に作られました。
もとは悪名高きべドラム精神病院だったところです。
長らく休館して改装工事が行われていましたが、すっかりきれいになりました。

入口から入った吹き抜けの部分です。
 左手には第二次世界大戦でドイツ軍が送り込んできた無人飛行機V1とロケットV2。


手話や点字の説明も所々に加わりました。


 これは第一次世界大戦で使われた大砲です。
今までのものとの一番の違いは撃った後のショックを和らげる装置が付いていること。
なので、何発も続けて大砲を撃つことができるようになったのです。

それまでは決闘のようだった戦争が技術の向上で殺戮に変わったのです。


戦争の第一線では塹壕が掘られて、それも戦争を長引かせる原因になりました。


 この大砲は塹壕用に開発されたもの。
弾が横からではなく上から降ってくるのです。


また、地上戦で実際に使われた武器の数々。
まるで中世のような野蛮な武器ばかり。

 これなんかはスナイパーの隠れ蓑。
木の幹のつもりです。

カモフラージュという考えが始まったのもこの時期。
また、プロパガンダ用のポスターのためにもアーティストが戦争に起用されました。

博物館にはギャラリーの部分もあるので、絵画や彫刻も観ることができます。
これは、サージェントの「Gassed」
普段は社交界の肖像画を描いていたアメリカ人の画家です。
この博物館で名前を見るのは意外という人も多いのでは?


戦争時のポスターの数々も展示されています。



再度ヘルメットの着用が始まったのも第一次世界大戦の時期からです。
銃の使用が始まってから、それまで使われていた鎧や兜はいったん廃れてしまいます。
兵士たちは普通に羊毛の軍服を着ていただけだったのです。
それが、第一次世界大戦頃から身を守る道具が現れるようになりました。


これはマシンガンの射程の様子を表した展示。
2つの違う方向からマシンガンを撃って、そこを通る人たちを確実に殺したのです。
そこまでの誘導には有刺鉄線が利用されました。

展示は床の上だけではありません。
ふと見上げると変な形のオブジェ。
これは ツェッペリンからケーブルでつながれた見張り用の飛行船。

のどかな漁村にありそうな手漕ぎの舟。
場違いに見える展示にも歴史があります。
この漁船はダンケルクの戦いで活躍した漁船。
戦いといっても、包囲された30万人以上の兵士の大避難のこと。
港に大きな船が入れなかったので、小さな舟で沖まで兵士たちを運搬しました。

ドイツ軍が使用した、イギリスへの上陸作戦用の地図。
警備が強固な東海岸を避けて、南の小さな海岸を狙っていたのがよくわかります。


これは第二次世界大戦時のもの。
民家の裏庭には仮の防空壕が掘られていました。

でもロンドンの町中で、庭のない人たちはどうしたのかというと…。
おうちの中にこんなものを置いて、身の安全を図ったわけです。

第二次世界大戦では空からの攻撃で亡くなる人たちが多かったのです。
焼夷弾が天井からたくさんぶら下がっていました。
こんな風に飾るとアートのようですが、たくさんの人たちが亡くなりました。
焼夷弾というのは落下した後に火事を起こすための爆弾です。

でも実際はこれが体に当たってその怪我がもとで亡くなったりしたケースも多かったそう。


対空の武器開発も進んでいきます。
これはそんな一つ。
フラック36と呼ばれたこのモデルはドイツ軍が使っていた8.8cmの対空砲。
英国空軍の被害の3分の1はこういった対空砲によってもたらされました。


古いものだけではありません。
これは2007年にバグダッドで残骸となった乗用車です。

そして、これは2001年。
ワールドトレードセンターの窓枠の一部です。

ただ単にモノを見る場所というのではなくて、そこから何を感じるのかに個人差のある場所です。
ホロコーストの部屋など、子供には難しい展示もあります。
何を見るのかしっかり計画を建ててからお出かけください。

お子様連れの方はウェブサイトのスクールビジットの部分から年齢に応じたお勧めをチェックするといいと思います。




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