2007年12月30日日曜日

お誕生日


実は昨日は私のお誕生日だったんです。
例年はロンドンに繰り出して、セールでいろんな物を買ってもらって、お昼ご飯を素敵なレストランで食べて、とずうずうしい一日なのですが、今年は土曜日に当たったのでお昼に開いているレストランが少ないんですね。

レストランにも行かずにわざわざ込んでいるセール中にお買い物もねぇ・・・、ああ、めんどくさい、となって代わりにおうちで美味しい物を食べることにしました。

なんだか最近物欲がどんどんなくなっている気分(←ティムちゃんは信じてくれないけど)
私を個人的に知っている人からは「結構マテリアルガール(物欲の塊)」と思われているけれど、今年のクリスマスなんて欲しい物を考えるのに結構苦労しました。
何だか欲しい物が何も無いって寂しい。
特に精神的に充実した結果、というわけでもないし。

おうちで美味しい物を食べるほうが、お外で派手なレストランに行くよりいいなんて、自分でもなんか信じられない。

・・・これって歳をとったってことかしら?

幸いいいお天気だったので、お散歩がてらトウィッケナムのお魚屋さんでカニと手長エビを買ってもらいました。これはお昼ご飯用。
晩御飯にはもちろん大好物のローストビーフ。

帰りにアームストロングによってロースト用のサーロインも買ってもらいました。
ローストビーフはお肉がよければ誰でも上手に作れるので、お肉選びが肝心です。
ロースト用にはいくつか種類がありますが、サーロイン、リブ、トップサイド、トップランプの4種類がイギリスでは一般的です。
日本人にはたぶんリブが脂がきれいに混じっているのでお勧めですが、ティムちゃんが健康オタクなのでうちではちょっと。
お買い得感があるのはトップランプかな?
サーロインの3分の一くらいの値段でやわらかいし美味しいところです。

でも私のお気に入りはやっぱりサーロイン。(リブも大好きだけど)
ロインは腰肉のこと。
それにサー(騎士)の称号がついているんです。
この話は前に書いたので詳しくはこちらをどうぞ

ワインも美味しかった。

因みにプレゼントは桃太郎君からI Pod用のイヤフォーン、ティムちゃんからは資生堂の基礎化粧品のセット+バスオイル、お気に入りのチョコレートでした。
バスオイルは3層に分かれていてシェイクしてから使うタイプ。
「贅沢なバスオイル」と書かれているところがすごい。

私はお風呂が大好きで最低一日2回入ります。
だからバスグッズってうれしいんですよね。
クリスマスプレゼントの中にもシュウウエムラのバスオイルがありました。
このネーミングも笑っちゃった。
「Pleasure of Japanese Bath」
何だかオースティンパワーの日本風呂を想像してしまいました。
ちょっと怪しいネーミングだと思いませんか?

2007年12月27日木曜日

クリスマス その3


バートリー一家はプレゼントが大好きです。


クリスマスのプレゼントと夏のホリデーに殆どのお金は消えてしまいます。

いつも思い出すのが蟻とキリギリスのお話。


桃太郎君の学校とかお金の掛かることはたくさんあるし、イギリスでは金利も上がってきているので住宅ローンの支払いとか、とりあえずお給料の3分の一は手に入る前に行き先が決まっています。

だから今年はあまり使わないことにしようってティムちゃんとも協定を結びました。

そうしないと片方だけたくさんになって不公平でしょう?

でもクリスマスって何か魔法に掛けられたみたいに買い物したくなっちゃうんですね。


そこで妥協案として今年のクリスマスは普通のプレゼント以外にテレビを買い換えることにしました。

今リビングルームにあるのはBang & Olufsen のテレビで10年位前のものです。

B&Oらしいデザインで、気に入ってはいるのですが、何分HDではありません。

そこでHDに買い換えることにしてB&Oのショウルームに行ったのですが、何とお値段が6000ポンドから!

そこで悩んだ挙句に東芝のテレビを買うことに決めました。


37インチだからそんなに大きすぎないし、上品なモデルを選びました。

因みにモデルナンバーは37Z3030DBです。


B&Oから比べると格段落ちるけど4倍以上の値段の差にはかえられません。

インターネットで値段を調べて購入後、無事に配達されたのが12月6日。

使っていないベッドルームに毛布まで掛けて隠しておきました。

クリスマスイブにラッピングをしてツリーの下にちゃんと置いて・・・。


ところが、ですね。

クリスマスの日に開けてみると何とスクリーンに内側にひびが入っていて、殆ど映らないんです。


がーん!!


楽しみにしていたのに!!


ティムちゃんは相当こたえたみたい。

だって、彼にとっての初めてのインターネットショッピングだったんですもん。


追い討ちを掛けるように桃太郎君が

「ちょっとくらい高くても、ちゃんとしたお店なら持って行って文句が言えるのに、何でネットでなんか買ったの?」


カスタマーサービスに電話をしてもクリスマスだからお休み・・・。


やっと今日になって電話がつながって、驚いたことにすぐ取り替えてもらえることになりました。

もちろんすぐにといっても1月3日に配達されるそうです。

まあこの時期それは仕方がないかも、ね。


ところが、です。


今度はテレビのケーブルのボックスが壊れてしまいました。

すぐにヴァージンに電話したらこちらは1月の4日に誰かが修理に来るって・・・。

ボックスがなくてはテレビを見ることができません。


ティムちゃんにとっては大大ショック!!


幸い桃太郎君のテレビは30チャンネルほど映るので、

「テレビがみたかったらいつでも僕のお部屋で見てもいいからね。」


でもティムちゃんの見たいのはスカイスポーツで、桃太郎君のラインでは見られないのよね。


かわいそうなティムちゃん。


でもこれを機会に少しテレビから自立してくれるかな?

クリスマス その2

さてクリスマスの食べ物といえばイギリスでは七面鳥か鵞鳥です。
国によっては魚というところもありますが、皆さんのところではいかがですか?

今から400年以上前、エリザベス1世の時代に始まった習慣だそうです。
その当時は鵞鳥を食べたそうですが、ヴィクトリア時代になってお金持ちの人たちがもっと身のついている七面鳥を食べ始めたそうです。
チャールズディケンズの「クリスマスキャロル」にも、クリスマスの朝にスクルージが使いの子供に七面鳥を買いに走らせる場面があって、庶民はやせた鵞鳥を食べるという設定になっています。

我が家のクリスマスでは、ここ数年鵞鳥を料理しています。
だって味が断然いいんですもん。
5kgくらいの鳥を今年はお料理しましたが、2時間半ほどオーブンに入れて焼き上げます。
身に脂がたっぷりなので、何もしなくてもしっとりと仕上がります。
クランベリーをオレンジジュースで煮た物に砂糖を少し入れたソースと、りんごを煮たソース、そしてグレイヴィーソースでいただきます。
付け合せは芽キャベツと人参、マッシュポテトとローストポテトです。
ワインは

翌日のボクシングデー(イギリスでは休日)にはギャモンを焼きました。
これは塩漬けの豚肉で、一晩水につけた後、1時間煮てからオーブンで焼き上げます。
パイナップルと一緒に食べます。
ワインはフルリーを選びました。

2007年12月25日火曜日

クリスマス その1


桃太郎君が6時半に起こしにきました。
2時過ぎまで眠られなかった私にはちょっと辛い朝かも。
でも桃太郎君は4時過ぎには目が覚めてしまって、ずっとベッドで我慢していたんですって。
そこでみんなで起きることにしました。

クリスマスツリーの下には夜の間に沢山のプレゼントが置かれたようです。
これから2時間以上かけてひとつずつ開けていきます。

桃太郎君はほしかったI Macが手に入って大喜び。
これはジョンルイスのデパートで最後のひとつでした。


私は沢山のプレゼントの中で桃太郎君のくれた彼デザインのお皿が一番でした。
ティムちゃんからはヴァレンティーノのセーターとスカート。
頼んでおいたヴィトンの携帯用のチャームもちゃんとありました。

ティムちゃんはアルマーニのスーツとヴィトンのネクタイがお気に入り。
気に入ってくれるかどうかとても不安だったのでよかった!

プレゼントってもらうのも贈るのも楽しい。

・・・でも実はすごくショックなことが、この後に・・・・
それではまた。

2007年12月24日月曜日

クリスマスの食べ物


今日はクリスマスイブです。
桃太郎君とティムちゃんは、朝のすいているうちに注文しておいたガチョウを、贔屓のお肉屋さん「アームストロング」に取りに行きました。
結構大きいでしょう?
これで大体5kgくらい。七面鳥と違って身はあまりありません。
去年はクリスマスランチの後は殆ど残りませんでした。
付け合せのお野菜は人参と芽キャベツ。
イギリスではここ数年茎に付いたままのものが手に入るようになりました。
もいでからすぐ鮮度が落ちだすので、この状態で買ってきます。
味がまったく違うので、うちでは既に茎からもいである状態の物は買いません。

アメリカのえいと@さんのブログにアメリカのの人参は細長いと書いてありましたが、細長くない人参を見たことがないのでイギリスの物が普通なのかどうかは解りません。
でもこれが私の普通に買う人参。
みんな明日お料理します。
ああ、明日が待ち遠しい。
プレゼントいくつあるかな?

2007年12月20日木曜日

我が家のクリスマスツリー


本当に忙しい毎日です。
クリスマスの準備って、別に何をするわけでもないんだけど。
何となく何かやり忘れた感じで気持ちばっかり焦っています。

我家では週末にツリーを出しました。

うちのツリーはティムちゃんが独身時代に買ったものなので随分な年季ものです。
本物の木は毎年選ぶのが大変ということで、別に環境とかを考えているわけではありません。
2メートルくらいで飾りも毎年同じものを使います。

本物の木を使っている人達は、いろんなところで買っています。
2年前にはオンラインショッピングが流行ってクリスマスを過ぎても配達されないツリーがニュースになりました。
街中のクリスマスツリーはちゃんと流行があるみたいでここ数年は青いライトが流行りました。
白だけのライトも品がありますが、うちでは昔風のマルチカラーのライトです。
チカチカ光るものではなくて本当についているだけのライト(意味わかります?)
これがナカナカ風情があるんですねぇ。
ところが今年出してみたら4本使っているライトの一つがつきません。
1本に40個の豆電球がついています。
ということで1本なくなると随分華やかさに欠けてしまいます。

そこで修理してみることにしました。
前にも書いた事がありますが、私は実はDIYが大好きです。
イロイロ想像して自分で何でもやってみます。
直る確率は半分くらいかな?
でもそのまま捨てちゃうよりは面白いでしょう?

クリスマス用のライトがつかない原因は単純です。
ライトのひとつが壊れているか、プラグのフューズが悪いか。
そこでまずフューズを取り替えてみました。
でも点きません。
今度は40個の豆電球を全部はずして一つずつ接触部分を調べて、光にかざして電球の中もチェックしました。
2つほどまずそうなのがあったので、スペアと取り替えました。
これで大丈夫だろうと思ったのに、電源を入れてもやっぱり点かないじゃありませんか!!
ショック!
1時間半ほどこれに時間を使ったのに!!
こんなことになるなら初めから新しいのを買いに行けばよかった。
おうちの近くのタバコ屋さんで5ポンドくらいで売っていたのに。

忙しいとか言う割に本当にくだらないことに時間を使ってしまったという気持ちで一杯です。
後でタバコ屋さんに行ったらライトはもう売ってませんでした。
他のお店にも単色のものかチカチカものばかり。
結局すごく昔風の電気修理やさんみたいなところで12ポンドで見つかりました。

めでたしめでたし。

2007年12月17日月曜日

桃太郎君、ひとりで郵便局へ行く。


桃太郎君の学校はお休みがとても長くって、先週の金曜日の午後からクリスマス休みに入りました。
来年の2週目までのんびりです。
今日ものっそり起きてきたのは10時少し前でした。
すいている朝のうちにお買い物を済ませたかったので、起きたばっかりの桃太郎君に声をかけました。
「マミィのお買い物お手伝いしてくれると、とってもうれしいんだけど。」
どんな答えが返ってきたと思います?
「えーっ、僕行きたくないよ。疲れているんだもん。」

今起きたばっかりで何言ってんの???
それがお母様に対して言う言葉???

でもけんかするのもイヤなので、ここは冷静に・・・。
「あのね、桃太郎君、クリスマスカードとか要るって言ってたでしょう?
マミイと一緒に来て自分で選んだほうがいいんじゃない?
ウエイトローズにも行かなきゃ行けないし、マミイはたくさんお荷物もてないのよ」

普通はこんな感じで大丈夫なんだけど、今日はだめでした。
「後でいいじゃん、何で今行きたいのさ!!!」
「朝のほうがすいているから、人ごみは嫌いなんだもん」
「あーっもう!!!行きたくないっていってんじゃん!!」

まるでドラマに出てくるティーンエイジャーそのもの。
頑固で融通が利かなくて、わが子ながら「お馬鹿」と思うことは時々あるけれど、クリスマスまで10日をきっているときにお母様に逆らうほど馬鹿な子だとは思いませんでした。

だんだんこっちも頭にきて、「じゃあ一人で行くからもういいわ。桃太郎君がマミイの事を考えてくれないんだったら、マミイだって桃太郎君のことなんて一切考えないことにするから!!!プレゼントだってもう期待しないほうがいいわよ。ティムちゃんにも買わないように言っちゃうから!!」

言った時は思わなかったけど、こうやって文にすると、私もお馬鹿みたい。
でも子供が逆らってくるなんて耐えられない!!(別に子供じゃなくてもイヤだけど)

思いっきりドアを閉めると彼があわてて上着を持ってドアを開けてきました。
「そんなに言うなら行けばいいんだろー、行くよ行くよ。」
「来たくないなら来ないで頂戴。」

そこで一人でお買い物をしてぷりぷりして帰ってきました。
当然桃太郎君のカードは買ってきませんでした。

「僕はカード、どうすればいいの?」
「そういったことを考えてから、マミイに逆らうかどうか決めなさいね。カードだけじゃないのよ。切手だって自分で買いに行きなさい。」
「僕一人でお買い物に行けないよ」
「だから朝連れて行ってあげるって行ったでしょう?
これからはなんでも一人でやってね。マミイはラクチンでうれしいわ。」

そうは言ったもののやっぱりかわいそうなので、(買わないけど)お店には一緒に言ってあげることにしました。
でも郵便局はおうちの前なので、ここで切手くらいは自分で買えるでしょう。

「買ったことないんだもん、何買っていいかわかんないじゃん!」
はじめはいつまでもぶつぶつ言っていましたが、そのうち覚悟ができたみたい。
「お金はいくら持っていけばいいの?」
何枚欲しいか考えなさい。
「切手っていくら?」
カウンターで聞きなさい。ファーストとセカンドがあるから。
「セカンドって何?」
安いサービスのこと。自分で考えて選びなさい。
「いくら違うの?」
自分で聞きなさい。

そのうち用意ができたみたいでドアの閉まる音が聞こえました。
しばらくするとうれしそうな顔で帰ってきました。
「マミイ、3ポンドちょっとだった。」
いったい何枚買ってきたの?
「11枚、ファーストクラスを買った。」
私には昨日30枚以上出すって言ってたくせに。

まあいい経験になったかな?
これからは素直にお買い物についてくるかな?

2007年12月7日金曜日

ウインザーの和食


今日は久しぶりにウインザー城へ行きました。
修学旅行のお仕事だったのですが、お昼ご飯が自由食だったので和食のレストラン「なんぶ亭」に行きました。
ロンドンにもある日本食のレストランの支店だそうですが、私は初めて。
本店も機会がなくて行ったことはありません。

お城のすぐ横、マクドナルドの並びです。
小さな入り口で上品そう。
中に入ると従業員も日本人ではありませんでしたし、お客も日本人はゼロでした。

「まぁいまさら日本人を相手にしても儲からないかもねー」などと一緒に行ったお友達のガイドとも話をしていましたが、メニューを見ると完全に日本人相手の定番メニューです。

今日は寒かったのでお鮨とかは食べる気にはならずに、カツカレーを頼みました。
お友達は鍋焼きうどん。
そんな話ばっかり途中でしていたからかな?

でも出てきたお料理を見て二人とも同時に
「ちっちゃーい!!」
盛りが少ないかも。

やっぱり感覚が日本人じゃなくなってるのかしら?

でも鍋焼きうどんの方はお汁まできれいに平らげたら満足だったそう。
カレーはねえ、ご飯が多いからお腹は一杯になったけど、カレーが足りない状態でした。
食べ終わってから
「あ、写真を撮っとけば良かった」
残念ブログに載せられたのに・・・。
二人で19ポンド。

ウインザーにはここ以外にもWagamama が最近出来ました。
一番安いラーメンが7.15ポンド。
サンドイッチとコーヒーで4ポンド以上する国だから、温かい料理でしかも和食だとこんなもんなんでしょうね。

生徒さんたちに、何食べたの?ってきいたら殆どがファーストフードでした。
マックでセットを頼んでもやっぱり4ポンドくらいだったそうです。

中にはワガママのラーメンを試した子もいて、
「どうだった?」って聞いたら
案の定「ハズレ」だって。

2007年12月5日水曜日

鍋焼きうどん


ここ数日鹿肉とかローストビーフとかへヴィなものが続いたので、今夜は鍋焼きうどんを作ることにしました。
おうどん(麺)は自分で作ろうと思っていたんですが、冷凍の麺が美味しいと聞いたので試してみることにしました。

ロンドンのピカデリーサーカスにJapan Centreというお店があるのですが、最近改装が終わったところ。
材料はここで揃うはずです。

鍋焼きうどんはあの器に入っていないと雰囲気が出ないので、早速器選びです。
何と3.5ポンドで売っていました。
安い。
もっとするもんだと思ってました。
折角だから違う模様を3つ。

何を入れようかな?
かまぼことえのきとしいたけ、春菊も欲しいし白菜とおねぎも少し。
油揚げとてんぷらも欲しい。
エビと白身のお魚はウエイトローズで買うことにします。
こんなに全部入るかな?

おうちに帰ってきてお鍋の箱を開けたら注意事項がぎっしり。
ナニナニ・・・
電子レンジ、オーブン、電磁調理器では使えません。
強火はだめ、水につけるのもだめ、ふきこぼれも割れる原因だから目を離さないように云々。
エラク華奢な器なんですねー。
初めに使う時はまずおかゆを炊いてください、だって。

そんなメンドーな!!!
今日のところは別のおなべで作って器に移しかえる手を使うことにしました。

でもこの説明書って裏面は英語なんだけど、訳が結構笑えます。
きっと一生懸命考えたんだろうけどね。

イギリスの普通の説明書ではこんな風には書かないよー。
いったい何が違うんだろうと思ってじっくり読んでみました。
変だと思った理由がわかりました。
説明が長いんです。
例えば「こうしてしまうと、こうなるから、こんな時には、こんな風にしないで下さい」みたいな。
英語だと普通は「XXしないで下さい」で終わり。
書く必要のないことばっかりズラズラ、文も長いしだから文法も変。
長い説明が全く役に立っていない例をひとつ挙げると
日本語「この土鍋は吸水率の高い材料を使用しておりますので、水分を吸うと破損しやすくなります。つけおき洗いはお控えください」
英語の訳「The earthen pot is made of special material with high water absorption, please be carefully when you wash it because this material is easy to break down.」

単純に「Do not soak」で済むのにね。
短いけど何が言いたいのかがわからないものの例は「Wash well it after used for loading soup for a long time.」「汁を長時間入れたままにしないで下さい」という日本語の項目があるからそれかな?
おうどんも楽しみだけど、お鍋の説明書でこれだけ楽しめるなんて今日もなかなか良い一日。

2007年12月1日土曜日

ロブスターのお刺身


美味しそうでしょう?
以前にここでも紹介したロイヤルチャイナクラブでいただきました。
ロカンダに行った同じお客様と行きました。

イギリスの中華料理屋さんではロブスターはおねぎとしょうがで炒めて細麺を添えることが一般的です。
改めてお客様から「どんな風に料理してあるの?」と聞かれたので
「生簀から取り出すので、お好みにできますよ」となりました。
そこで半分をお刺身に、残りを炒めてもらいました。
お値段はロブスターの重さで決まります。
1ポンド(450g)あたり30ポンド。

ロブスターのお刺身ははじめて。
淡白な味でプリプリでとっても美味しかった。
日本のイセエビのほうが味に甘味があるそうです。

他にもホタテやマテ貝などを蒸していただきました。
「みきちゃん、鮑も食べたかったら注文してみる?」
と聞いてくれたんですが、値段を聞いたらひとつ80ポンドだったので遠慮しました。
「今度、会社のお金で来られた方に食べさせてもらいます」と正直に言いました。

このレストランは海鮮で有名なんですが、フェイ・マシュラーというロンドンの食批評家が「自分で払ってでも食べたいレストラン50選」に入れています。

日本と同じように英国でも接待という制度があります。
会社のお金で美味しい物が食べられるのはいいことですが、「自分で払うか?」となると意見の分かれるレストランもたくさんあります。

これ以外にもハロッズでピザを食べたり、いろんなところに行きましたが、「大阪の方だなぁ」と思ったのは「みきちゃん、お好み焼きに行こう」といわれた時。
「日本よりも随分高いので、これでこんなにするのってびっくりするとおもいますよ」というと、
「それがええんよ。ロンドンでお好み食べてきたってみんなにゆうたら受けるやん」

私も大阪なので、その感覚はわかります。
「あべの」でも普段食べないお肉の鉄板焼きをいただきました。
日本酒も飲んだし、写真も撮ったし。
「また来年来たいわー、その時もガイドしてね。」
もちろん楽しみにしています。