2008年4月16日水曜日

イギリスの結婚式の招待状


昨日ティムちゃんのお友達から結婚式の招待状が届きました。
彼はスペインのマヨルカ島にセカンドハウスがあるのですが、結婚式はその近くの教会で行うそうです。

場所はスペインだけど、招待状の体裁がとてもイギリスなのでちょっと紹介します。

まず封を開けると中にははがきよりも一回り大きなカード、招待状です。
花嫁の両親の名前で出されていて、

Dr xxx & Mrs xxx XXXXXX
request the honour of the presence of
ここに招待される人の名前が入ります
at the marriage of their daughter
花嫁の名前(苗字はなし)
and
花婿のフルネーム

この後に式の日時と教会の名前が入ります
そして披露宴の場所

カードはRSVPで閉められています。
RSVPは「Répondez s'il vous plaît」の略でフランス語。
回答が必要だということです。

返信用のカードと封筒(はがきの場合もあり)も同封されています。
そしてとってもイギリスなのはウエディングリストの名刺も同封されていること。

イギリスで結婚するカップルは、日本のように招待客からご祝儀はもらいません。
招待客はお金ではなくて、プレゼントを贈る習慣があります。
でもせっかくもらうんだったら欲しいものをもらう方が合理的です。
そこでカップルがあらかじめ欲しいものをリストアップして、招待客にはどのお店の何がほしいかということを知らせるわけです。
デパートや専門店などではリストアップされた情報をカップルの名前で保存して、問い合わせがあると対応できるようになっています。
また商品はちゃんと希望の日に、希望の場所へ、まとめて配達もしてくれます。
例えば新婚旅行が終わってから新居に、とか選べるわけです。
招待される方もこれはとても便利で、電話やウェブで喜んでもらえる贈り物が選べます。
予算に合わせた買い物が出来るのも魅力。
私とティムちゃんのリストのひとつに「クリスタルのワイングラス1ダース」というのがあったんですが、そのうちの2つだけを買ってくれた人もいます。
ティムちゃんのお友達はウエディングリストをセルフリッジーズで作ったみたいです。

4 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

この仕組み、なにかで読んだことがあります。いいですよね。映画で見たのかな。
いただくほうも、あげるほうも合理的だし、遠慮がないし。
お金をやり取りするのは、アジアの国の習慣と聞いたことがあります。
変な遠慮があるなら、お金の方がいいですもんね。
そのうち、結婚式の様子もUPしていただけますよね?
楽しみにしています(*^_^*)

Miki Bartley さんのコメント...

映画ではFour weddings and a funeral http://www.imdb.com/title/tt0109831/
が有名ですね。
チャールズが、キャリーのプレゼントを買うところ。

ところで早速このカップルのリストを見てみたんですが、http://www.weddingshop.com/buyapresent/ViewList.aspx
こんなものが並んでいます。
ちゃんとバウチャーもあったりして。

匿名 さんのコメント...

イギリスの習慣が強く残っているアメリカですが、結婚式の招待状は違いますね。アメリカだと、花嫁、花婿の両親がみな招待する形です。離婚している家庭が多いので、たくさんの名前が列記していることもあります。
また花嫁は苗字つきで、ほとんどがミドルネームも入れた名前で出ています。
イギリスはまだ昔風なのかな?

Miki Bartley さんのコメント...

イギリスでは結婚式の費用は花嫁の側が出す習慣があります。

インド系の人達は結婚式にかける費用が凄いので、女の子が3人いたら破産するとも言われています。

まったく別の話なんですが、イギリスで赤ちゃんを産む時に、インド人の多い地域では性別を前もって教えてくれません。
これは不必要な堕胎を防ぐためだそうです。