2008年6月30日月曜日

これ、なんだ?


この写真、何だかわかりますか?

今夜はラムチョップを夕食に食べたんですが、グリルの下に脂受けのトレイを入れておきました。
脂を捨ててから、トレイにお湯を入れてそのままにしておいたんですが、お夕食が終わってみるとトレイが冷めて脂が固まっていました。
面白いカタチになっていたので、早速カメラを持ってきたんですが、桃太郎君の撮ったものが一番よかったので載せることにしました。
不思議な世界でしょう?
脂が固まったもの、というカテゴリーがないので(作る気もないけど)「自然」に入れておきます。
お夕食の後に、親子でこんなたわいもないものの写真を撮るって「幸せ」だなぁと思います。

Mimosa



イギリスでは6月と12月の末からセールが始まります。
殆どは30%から50%引き。
セールの終わりごろになると、80%引きくらいになります。

今日はスローンストリートに出掛けてきました。
この通りにはシャネル、ヴァレンティーノ、ヴィトンをはじめ、たくさんのブランドが並んでいます。
お昼をまわったので、近くでご飯でも、とティムちゃんと寄ったのがLowndes Hotel。
ここのレストラン、ミモザはこじんまりしてサービスもいいしお勧めです。
お昼はセットランチもあって、お友達同士でもお買い物のついでに寄りやすいお店です。

二人でプロヴァンスのロゼワインを1本とってランチを楽しんできました。
ティムちゃんの頼んだ「アスパラガスとクオーノのサラダ」私の前菜は「サーモンのカルパッチョ」
ティムちゃんの前菜の方が美味しかったので、取り替えっこしました。メインはティムちゃんが「サーモンのグリル」私は「ラムのコフタ」
デザートは私だけ「クラムブーレ」

2コースで14.95ポンド、3コースで17.95ポンドでした。
このホテルはすぐ傍のカールトンタワーと同じチェーンなんですが、雰囲気は全く違います。
私はこちらの方が好きです。

2008年6月29日日曜日

日暮れ

ユーロ2008はスペイン、ドイツのの1-0で幕を閉じました。
試合の後、カーテンを開けてみるともう暗くなっていました。
イギリスは夜の10時。
暖かい割には随分北に位置しているイギリスでは、丁度夏至のころは10時ころまで明るいのです。
夏至から数日経っただけなのに、やっぱりちょっと日が短くなっています。

日本よりも日の長さの変化が激しいので、ちゃんと感じることができます。
まだ7月にもなっていないのに、秋に向かっていく感じ。
時がたつのが早いのは、日がどんどん長くなるときと同じなのに、日が短くなるときには少し哀しくなります。

2008年6月25日水曜日

ナショナルトラストの省エネ


イギリスに有名な地主はいろいろ居ますが、一番大きな地主はナショナルトラストです。
チャリティー団体なんですが「自然や景観を保護するために、自らがその地主となって権限を持つ」という論理にかなった方法でどんどん領地(?)を広げています。
産業革命のころ、消え行く自然を懸念した人々が、国会に嘆願書を出したりしましたが、国会議員たちは産業革命でその地位を得た人も多かったので、埒があかなかったそうです。
そこで、手っ取り早く、守りたい土地を買ってしまおうという画期的なアイディアが生まれました。
ビアトリクス・ポッターなども、その初期の主要メンバーです。

現在ではナショナルトラストは700マイル の海岸線と 250,000ヘクタールの土地を所有しています。(数字はタイムズ紙より)
有料で一般公開されている家屋敷もかなりの数なのですが、この中で使われている電球を、新型の省エネタイプに切り替える作業が行われているそうです。
これで、約年間1億円の経費節約になるそうですが、お金よりも、環境に対するインパクトを考えに入れているようです。
ただ、すべての電球を替えるのはまだまだ先のようで、理由は電球の質だそうです。
例えばシャンデリアの電球などは、見た目も大切なので、小型のものができるのを待つ必要があります。
また、省エネタイプはそうでないものに比べて重いので、そちらも考慮しないといけません。
紫外線が発光されるタイプのものは、室内装飾にかなりの影響があります。
水彩画は色落ちしますし、色褪せする素材もたくさん使われています。
今のところは影響の少ないところから、徐々に変えていく方針のようですが、こういった小さなことでも数があると、とても大きな力になるみたいです。
このナショナルトラストの電球を替えるだけで、2223トンのCO2排出量が減るそうです。
(こちらの数字はテレグラフ紙より)

ちなみにナショナルトラストで使っている電球はハロゲンタイプのもので、自然光に近い色合いだそうです。
我が家でも電球の切れたところから、徐々に替えていってます。
今はまだ半分くらいかな?
でも今年の末までに、電気代が40%ほど上がるなんてニュースを聞くと、少しでも替えていて良かったと思います。

昨日早速おうちから一番近い「ハムハウス」に見に行きましたが、ここはまだ全然替える予定はないそうです。ただでさえ屋内は暗くしてあるので、やっぱり保護のためなのかなぁ?
とりあえず、今回の話題には関係ないけど写真は撮ってきたので載せておきます。お茶だけ飲んで帰ってきた、菜園とカフェ。そしてイギリスらしいお庭、ウィルドネスのスタイルです。

2008年6月24日火曜日

Osgood-Schlatter's Disease


Osgood-Schlatter's Disease
オスグッドスクラッター病
治療法はありません。

桃太郎君は、以前からそうかもしれないといわれていたんですが、今日、正式に診断されました。
すごい名前なんで、びっくりしちゃうでしょう?
俗名の方が分かりやすいかな?
Growing Pain
成長の痛み

つまり骨の成長と筋肉の成長がかみ合わないときに起こる痛みのことで、ひざ下が一般的。
ティーンエイジャーの男の子の4分の1くらいに発症するそうです。
走ったりすると、痛くなるそうで、ひどいときには鎮痛剤を飲むしかないそうです。

桃太郎君の学校にはフィジオセラピストが常駐しているのですが、体育の時間に痛くなったときに診てもらったそうです。
彼の勧めで一月くらい前に病院でレントゲンを撮って、そして今日の診察というわけ。
お医者様も、「全く心配要りません、成長がとまるか、緩やかになれば自然に良くなります」
成長期だもんね。
私ももうすぐ追い抜かされそう。
でも本人は、早くティムちゃんくらいになりたいんですって。
183センチまでは、まだまだかかりそう。

イギリスの病院は無料です。
というか、毎月保険料を払っているので、通院のたびにかかるお金はありません。
子供は結構ちゃんと診てくれるので、今日行ったのも公立の病院です。
でも大人の病気は待ち時間が長すぎるし、なんといっても汚いので、私とティムちゃんはプライベートの保険にも入って、プライベートの病院で診てもらいます。
プライベートの保険料は2人分で毎月掛け捨てで、60ポンド位。
半分はティムちゃんの会社が負担してくれます。

国民健康保険料にあたるものは、イギリスでは「ナショナル・インシュアランス・コントリビューション」と呼ばれて、頭文字をとってNICsと呼ばれます。
これは健康保険と国民年金が一緒になっていて、収入の11%(週給が770ポンドを超えると超えた額の1%が加算されます)と結構多いんです。
所得税だって40%も払っているし、買い物すると17.5%の消費税、だからイギリスは病院がただ、と言われると、「ちょっと違います」と言いたくなります。
お薬は全くの医薬分業なので、処方箋を持ってお薬屋さんで買います。
薬の値段に関係なく、処方箋1項目につき、7ポンド弱です。
写真は病院の待合室。
子供の病棟の外来です。
私たちは1番乗りだったので、静かなうちにパチリ。桃太郎君はI-PODで映画を見ながら待ち時間を過ごしました。

2008年6月22日日曜日

桃太郎君の髪型

桃太郎君を連れて、日本人のいる美容院へ行ってきました。この写真は朝、出掛けるときのもの。

「僕は喋らないからね、マミィが注文とか全部してね」
「いったいどんな髪型にしたいの?」
と聞いても、お勧めの髪型にすると言ったきり。
「どんなのが似合うか、聞いてみてよ。それでいいから」

この間、花君を見終わって、それ以降、桃太郎君は髪形の話題を出すようになりました。
「日本人みたいな髪型にしたいんだー」
多分、アイドル系の髪型ってことよね。


私の行っている、J・Moriyama にアポを入れておいたので、二人でお出かけしてきました。
桃太郎君はここは2回目。
前に連れてきた時は、ティムちゃんが「女の子みたいな仕上げ」
とあまり好評ではなかったのですが、今回はOKみたいです。

シャンプーしてもらっているところ。緊張具合が腕組みでアキラカ!!鏡を見ながらちょっと不安そうな顔。

リッチモンドまで帰ってきて、駅前のパブでティムちゃんを待っているところ。
買ってあげたヘアワックスの使い方を熱心に読んでいます。
格好よくなったかな?明日から、毎朝自分でセットするんだって。
・・・楽しみ。

2008年6月21日土曜日

Rodmarton Manor


イギリスのガーデンをひとつご紹介します。
Rodmarton Manor
有名なヒドコートを小さくした感じです。
一つ一つのお庭が、全く違う趣を持っていて、とても楽しめます。
1910年ごろに建てられたお屋敷は、アーツ&クラフトのスタイルで、私は結構好きです。
コッツウォルドのツアーには組み込まれていることが少ないけれど、何で皆行かないのかな?
バイブリーから車で25分くらいです。建物はもっと古く見えるでしょう?典型的なコッツウォルズのつくりです。トピアリーの小鳥たち。かわいい。

2008年6月20日金曜日

ホリディの準備

ホリディまであと2週間です。
まだ実感がわかないんですが、少しずつ準備を始めないとね。

私たちは秋頃から翌年のホリディに取り掛かります。
「早すぎるんじゃないの?」と言われることもあるんですが、いいところはすぐに手を打たないと、無くなってしまいます。
桃太郎君は7月の1週目から9月の2週目まで2ヶ月間のお休みです。
ティムちゃんも私も、お休みは好きなときに取れるので、いつもは7月の1-2週目から1ヶ月ホリディに出かけます。
今年はスペインのマヨルカ。
小さな村にある、素敵なヴィラを借りてあります。
スペインは物価が安いので、長く居ればイギリスよりも安上がりです。
去年はスペインに3週間居たあと、フランスに1週間寄り道をしてから帰ってきたんですが、フランスの物価はスペインの倍以上でびっくりしました。
今年はユーロがポンドに対してすごく高いので、いつもほどの割安感はないかもしれませんが、のんびりプールサイドで過ごしたいと思います。
ティムちゃんに新しいI-PODを買ってあげたので、昨日からCDを入れ始めています。
I-PODプレーヤーを持っていくので、ホリディ中の音楽はこれでばっちり。
こんなに小さいのに、何千という曲が入るなんて便利な世の中です。

便利といえば、このヴィラ、ブロードバンドが入っていなかったんですが、オーナーに交渉して入れてもらいました。1ヶ月もネットに繋がらないなんて、不便すぎます。
これでおいしいレストランを探したり、ブログしたり、ホリディが楽しくなります。
でもインターネット代として、1週間に50ポンド、ヴィラ代に上乗せです。
ちょっと高いけど、わざわざ繋いでもらったんだから、文句は言えません。
今年はロンドンから日本のお米とおしょうゆを持っていくつもりです。
魚市場でお魚を買って、おすしを作るのを楽しみにしています。

2008年6月19日木曜日

ロンドン1番地


今日はロンドン1番地にお勉強に行ってきました。
地下鉄のハイドパークコーナー駅を上がったところで、建物の名前は「アプスレイ・ハウス
ウエリントン公爵のお屋敷です。

彼は1815年にナポレオンをウォータールーの戦いで負かして、ヨーロッパに平和をもたらした人です。
だからこのお屋敷の前に平和の門が建っています。
「ウエリントン・アーチ」と呼ばれていますが、凱旋門で、門の上には戦車を操る女神が飾られています。
これは女神が(平和)、戦車(戦争)よりも大切だいう意味があるわけです。

そしてハウスとアーチの間には愛馬「コペンハーゲン」に乗った彼の姿を見ることもできます。

このお屋敷は、元はアプスレイ卿のために作られたものなのでこの名前がついていますが、ウエリントン公爵がかなり手を加えています。
元々はレンガ造りだったものを、現在のような蜂蜜色のバース・ストーンで覆ったのも彼です。
現在はイングリッシュヘリテイジが所有していて、有料で一般公開されています。
中はセーブルの食器類やヨーロッパの絵画がたくさん飾られていて、小さな美術館のようです。
ナポレオンの彫刻が見られるのもここ。
昔はここがロンドンの一番端っこだったんですね。
だからロンドン1番地と呼ばれたわけです。
地下鉄の駅から地下歩道を通ってくると、アプスレイハウスにちなんだ出来事が刻まれていて、興味深いです。

余談ですが、英語でウエリントンというのは長靴のことです。

2008年6月17日火曜日

桃太郎君の現在とティムちゃんの過去

気がついたら1週間近くも更新していませんでした。
お仕事のプラン作りが2本重なった上に、原稿を仕上げていて忙しかったんです。

普段が暇なので、なんかカッコいいー。

実は書きたいことは山のようにあるんですけれど、桃太郎君から口止めされているので書けません。
そのうち許可が出たら(笑)のんびり書くことにしたいと思います。

ということで、桃太郎君の秘密の代わりにティムちゃんの秘密を少し・・・。

・・・と勿体をつけるほどの話題ではないんですが。

日曜日の夜に、ティムちゃんが桃太郎君の髪を切ってくれました。
「僕、ちょっとレイヤーを入れたほうが良くない?」
「花君(!)に出てくる日本人みたいな髪にしたいんだよねー」
「前髪はあんまり切らないでよ、横の方をちょっと・・・」
と、桃太郎君はすごい注文。
父の日なんだから、ちょっとは気を使えば?

ティムちゃんは取りとめのない会話をしながら30分くらい桃太郎君の髪にかかりっきりです。

そう、ティムちゃんは髪が切れるんです。
自分の髪は自分で。
桃太郎君のも殆ど、私のはたまに切ってくれます。
なぜかというと、美容師をしたことがあるからなんです!!

ティムちゃんは学生時代はスポーツが得意で、クリケットはサリー県の代表にもなったことがあるくらい。それ以外にもテニス、フットボールとメジャーなものは何でもこなすことが出来ました。
でもプロになる実力はなかったので、得意の英語を生かしてスポーツジャーナリストになるのが夢でした。
イギリスは、最近では訛りのあるアナウンサーも起用していますが、一昔前までは、きれいな英語がしゃべれないと、表舞台には立てなかったんです。
ティムちゃんは私立の学校を出ているので、頭はそれほどではありませんが、マナーと英語は自慢できます。
そこで、本人はもちろん、パパもママも将来はスポーツジャーナリストだと確信していたそうです。
ところが16歳になっった時に学校の高等部に進まずに、知り合いの美容院に弟子入りしたんですって。

理由が聞いてあきれます。
「お金をもらって女の子(の髪)に触れるなんて夢のような職業だと思った」そうです。
サリーは結構お金持ちの多いエリアで、その美容院にもお金持ちの奥様やお嬢様がいっぱいで、たくさんの女性と知り合いになれて、いろんな経験が出来たそうです。
ま、数年で飽きちゃったそうだけど。

でもこのおかげで、髪は切れるんです。
若い時には何でも試してみるものなのね。


ところで桃太郎君は仕上がりが気に入らないみたい。
「普通すぎて、嫌」なんですって。
「マミィが行く美容院に連れて行ってよ」
ということなので、例の日本の美容院に予約を入れました。
「プロが切ったらもっとカッコよくなるよね」
今のままで十分かわいいと思うんだけど。
「ヘアワックスの使い方、教えてって言ってね」
急に外見が気になりだした桃太郎君ですが、これ以上は秘密なので書けません。

2008年6月12日木曜日

新しいコンピューター

最近ずっと調子の悪かったコンピューターを、とうとう取り替えました。
桃太郎君は、今年買ったばかりのマックを使っています。
私のコンピューターは2006年のクリスマスに、ティムちゃんが買ってくれた、東芝のラップトップです。
お仕事の時にも持って歩けるように、小さいのを買ってもらいました。
ブログやなんかは、このラップトップで書いています。
Bluetooth やSDカードのスロットも付いているし、とても使い勝手がいいのでお気に入りです。

ところがですね、メインのコンピューターはもう4年近く前に買った物で、特にエクセルを使っている時にフリーズしまくりだったんです!!
保存する前のドキュメントを何回も失ってしまいました。
ティムちゃんはコンピューターに弱いので、どうしても私が何でもやってあげないといけません。
私も特にコンピューターに詳しいわけではないけれど、何分好奇心があるので、「これを押したらどうなるかなー?」なんて結構楽しみながら色々覚えていきました。
きちんと基礎を習っていないので、時々躓いてしまいますが、それなりに楽しんでいます。

今度のコンピューターも前のと同じDellというブランドです。
安物なんだけど、ティムちゃんの会社が買ってくれるので、文句は言えません。
今日とりあえず必要なソフトを入れて、動かしはじめました。
前のコンピューターから、必要なドキュメントをコピーして、いろいろ忙しい一日でした。
どなたか、過去のメールを新しいコンピューターに移す方法を、ご存知の方いませんか?

2008年6月11日水曜日

イギリスのローストハム


イギリスのローストハムの作り方です。
お肉屋さんとか、スーパーマーケットのベーコン売り場の近くに、ハムの売り場があります。
昔、知らなかった時には、塊のハムってスライスしてフライパンで焼くと思っていました。
「塩辛いハムだなぁ」と思って2度と買わなかったんですが、10年位前のクリスマス時分に、ある雑誌のお料理コーナーで、レシピを見ました。
これって2-3日水につけて、塩出しをしないといけなかったんですね。
更にふきこぼして、それからローストするんですって。

一般的に手に入りやすいサイズは、1kg前後のものか、3kg位のもの。
クリスマスなどのお祝い時には、大きなものも見栄えがしますが、普段だったら扱いやすいのは1kg前後のものです。
イギリスではギャモンという名前で売っています。
燻製にしてあるものと、そうでないものがありますからお好みで。
私は燻製にしてない物のほうが好きです。
スーパーによってはプレソーク(塩出し)不要と書いてあるものもありますが、私は無視します。
大き目のボウルにたっぷりと水を張って、30分くらい水を細めに出しながらシンクにおいておきます。
その後は冷蔵庫にボウルのまま保存して、1日に4回ほど水を替えます。
このレシピは1kgくらいのサイズのものです。冷蔵庫から取り出して、室温に戻したら、大きめのおなべに胡椒粒とベイリーフを入れて、沸騰させてから30分くらいコトコト煮ます。煮汁のまま冷ましてから、皮をとって脂肪の部分に格子の切り目を入れます。
マスタードとマーマレードを半分ずつ混ぜたものを塗りつけて、オーブンで45分ほど焼きます。
マッシュポテトと温野菜でどうぞ。

これ以外にも、いつも見かけるのに、ちゃんと作り方を知らないものっていくつかあります。
最近はレシピの検索も、インターネットで簡単に出来るので、興味さえあれば何とかなるみたいです。
この間もティムちゃんが、「みきちゃん、テレビでコーンビーフ、作ってる!!僕たちもやってみよう!!」
コーンビーフって、缶詰のあれ?
へぇー、自分で作れるんだ。
面白そう。
そこで二人で一生懸命テレビを見ていましたが、2kgくらいのランプ肉を茹でたりしていて、これってボイルドビーフじゃん。

番組を見終わってから調べたら、コーンビーフとは「塩漬けの牛肉」のことでした。
材料が既にコーン(ド)ビーフだったんですね。
お勉強になりました。

冷麺


昨日の晩御飯。
桃太郎君に「何食べたい?」と聞いたら、
「Something cold(なんか冷たいもの)」
そこで冷麺。
タレに漬け込んだローストビーフ、ソラマメ、レタス、きゅうり、錦糸玉子、おねぎ、トマトと彩りもきれいに出来ました。
たまにはこんな夕ご飯もいいかな?
でも、緑黄野菜が足りないかな?
ほうれん草をおひたしにして乗せるとよかった、と食べ終わってから思いました。
どれも独特の触感があるので、食べていて楽しい一品です。
でもティムちゃんは先入観で、「冷たいヌードルなんて気持ち悪い」と言います。
食べず嫌いで、今まで試したことさえありませんが、別にどうしても食べて欲しいわけでもないので、放っておきます。
ティムちゃんはローストビーフとサラダで、とても簡単に済ませました。

我が家で一番普通なお夕食は、英語で「MEAT & TWO VEG」というもの。
これはローストやなんかのお肉に、ジャガイモとお野菜です。
週に3日はこれ。
ジャガイモはローストにしたり、マッシュポテトにしたり、新じゃがを茹でたり色々です。
お野菜は季節の物を用意します。
普通は茹でるけれど、炒めたりする場合もあります。
お肉はそれこそ何でも。
今日はハムです。
一昨日から1kgくらいの塩漬けの豚肉を水にさらしてあるので、今晩はこれをお料理します。
レシピはとても簡単。
今日お料理する時に写真を撮って載せますね。

2008年6月10日火曜日

ナショナルギャラリー

最近ナショナルギャラリーにご無沙汰なので、観にいくことにしました。
朝9時半を過ぎると、乗り放題の安いチケットが使えるので、お出かけの時はこれを利用します。
到着したのは10時15分過ぎ。

今日は何を観ようかな?
ここは主に、初期ルネッサンス、北方、ルネッサンス全盛期、イギリス、印象派の5つのジャンルが楽しめます。
今日は「キリストの一生というテーマで、ツアーを組むとしたら」というアイディアで絵を探しました。

現代アート以外なら、何でも揃うナショナルギャラリーですから、私はこんな風に自分で仮想ツアーを作って楽しみます。
まじめなテーマだけとは限りません。
「ミス・ナショナルギャラリー」
「シュレック・ツアー」
「残酷ツアー」
これまでにいろんなコースを考えました。
もちろんこれは私の趣味だけにとどめてあるので、お仕事の時には「絵画の歴史」とか、「神話シリーズ」とか、「静物画の移り変わり」とか、まじめなことしかやりません。

でも私のお気に入りは「シュレック・ツアー」これはシュレックの登場人物や場面をナショナルギャラリーから探す遊びです。
一人紹介しておきましょう。
1つ目のシュレックで悪役だった「ファークアード卿」
日本語で別の名前だったらごめんなさい。
私は英語版しか見ていないので・・・。
フィオーナ姫に求婚する、背の低いあの人です。

ジャジャジャーン!!



そっくりでしょう(笑)?
彼はイギリスのチャールズ1世という王様です。
背が低いことをすごく気にしていたことと、庶民の気持ちを全く考えなかったことは全く同じです。
シュレック好きな人には楽しめる診断をサイトで見つけました。
シュレック診断

1時ごろまでブラブラ楽しんでから、ジャパセンに寄って帰ってきました。
暑かったので、おうちに帰ってからあっさりざるそばを食べました。
たぶん25度近くまで上がったんじゃないかな?
あまり暑いと、こんな物しか食べられなくなります。

ジャパセンでも、おそうめんとか買い込んできちゃった。
お出かけした時はアートしてたのに、帰り道は買出しのおばさんみたいで、ちょっと恥ずかしかった。

2008年6月9日月曜日

夏の一日

今日は抜けるような青空でした。
気持ちのいい夏の一日。
そこでティムちゃんとお散歩に行くことにしました。
私たちのおうちから、歩いて2分のところにマーブルヒルパークという公園があります。
お昼少し前ということで、人影もまばら。
のんびり寝そべっている人が数人程度です。公園を抜けてテムズ川沿いに進むと、私たちのお気に入りのパブのひとつ、スワンが見えてきます。
私はニュージーランドのソーヴィニヨン、ティムちゃんはビールです。
向こう側の緑は向こう岸ではなく、テムズに浮かぶ中の島のひとつ、Eel Pie Island です。
「うなぎパイの島」結構大きくて、人も住んでいます。
昔はローリングストーンズなんかが、この島で演奏をしたんですって。

この後はトゥイッケナムのチャーチ通りにある、イールパイというパブでもう一杯ずつ飲んで、カレーを食べてから帰りました。

「この暑いのに、カレーなんて」と思いましたが、ティムちゃんが食べたいと言い張ったので、仕方ないね。
チャーチ通りにある「トゥイッケナム・タンドーリ」という、どうしようもない名前のカレー屋でしたが、意外といけました。
その代わり、晩御飯は私の大好きなローストビーフで手をうちました。
おうちに帰ってから早速お肉を焼いて、今日は冷たくしてサラダと食べるつもりです。
付け合せはグリーンサラダと日本風ポテトサラダ。
その時々でいろんなものを入れますが、絶対に外さないのは自分で作ったマヨネーズとキュウリとたまねぎ。
気が向いたら人参とかゆで卵、グリーンピースなんかもも入れます。

2008年6月8日日曜日

今日もアスパラガス

ティムちゃんが今日もPYOに連れて行ってくれるというので、ウキウキして早起きしました。
・・・でも8時過ぎだけど。
こんなことで喜べるなんて、幸せ。
私は、これは特技と書いてもいいと思うんだけれど、些細なことにシアワセを感じることが出来る、お得な性格です。
大人になって、いろんな人を見ることが出来る職業についているので、これは特に感じることですが、同じシチュエーションでも、プラス思考の人とマイナス思考の人では、レセプション(受け取り方)が全く違います。
今朝、このファームに行く時も、ティムちゃんが、
「このファームは信用で成り立っているね」
と言いました。
どういう意味かと言えば、PYOの畑には見張りなどがいるわけでもないので、積んだ果実とか黙って持って帰ろうと思えば、問題ないという点です。
特に一番高いのがアスパラガスなんですが、他の物と違って、ファームショップ側にあるので、見咎められることなく車へのアクセスが可能です。
説明されてわかったことなので、ティムちゃんがそういった時には、「そんなわけないじゃん」と思いましたが、実際に今日、自分が盗もうと思えば確実に盗むことが出来ると確認できました。
もちろん私たちはちゃんと清算しましたが、そんなことする人いるのかな?
ティムちゃんは「きっとたくさんいる」と言います。
私は「子供連れが多いんだから、モラルでそんなことはしない」と言い切りました。
そしたら「みきちゃんはナイーブ過ぎる」って怒られちゃいました。
日本語ではナイーブは「汚れてない」みたいに、いい意味ですが、英語でナイーブというのは、「現実がわかっていない」という悪い意味です。
まあそれは置いといて、今日はアスパラガスをマヨネーズで食べることにしました。
卵黄にオリーブオイルを入れて、攪拌しながらもったりさせます。仕上げにトリュフのオイルを入れて塩コショウ。
サラミを炒めたパスタと一緒にいただきました。
とっても美味しかった。

2008年6月7日土曜日

PYO



PYO
何の略かといえば
Pick Your Own
自分で摘んでみれば?
ということです。

最近桃太郎君が日に日に大きくなるので、ティムちゃんはご機嫌斜めです。
「ゲーム買ってあげるから、一緒に遊ぼう」
とか、なんか誘拐魔みたいな誘い言葉をかけています。

うちでは一番の遊びたがり屋はティムちゃんです。
桃太郎君も私も自分で自分の面倒は見れるのですが、ティムちゃんは一人だと飽きちゃうみたい。
そこで昨日の夜も「明日は何をしようか? 毎週何もせずに終わってツマンナイよ」
というので、「私、前から農場で自分で何か摘んでみたかったので、連れて行って」とお願いしてみました。
「もちろんだよ、じゃあグーグルしてみよう!」

随分ウキウキして、8時過ぎに目が覚めてしまいました。
(土曜日だから、早いのよ、これでも)
そこで早速グーグルしたら、車で30分くらいのところに農場が二つ。
早速ティムちゃんと桃太郎君を起こしてお出かけしました。

私はこの手のところに出掛けるのは初めてです。
お仕事で農場視察とかに行ったことはあるけれど、自分で触ったことはないし。
ドキドキ。

私たちが行ったのは、crockford bridge farmというところ。

まず最初にイチゴを摘みました。
それからほうれん草。
そして私の大好きなアスパラガス!
でもアスパラガスの畑はかなり離れていたので、やっとのことで見つけるのにかなり時間がかかりました。
こんな風に生えています! 私は白いのが食べたかったので、ちょっとだけ覗いているのを、深く掘って摂りました。
おうちに帰って早速お料理しました。
オムレツと茹でたアスパラガスにパルメザンチーズ。
最高に幸せ。
今まで食べた、どのミシュラン・レストランよりも美味しかった。
ティムちゃんが、私があまりにも幸せそうなのを見て、
「あしたもつれていってあげる」って。

キッコーマン


今朝は郵便屋さんがドアベルを鳴らしました。
かさばる物とか、レター用の郵便受けに入らない物があるときはベルを押してくれます。
前の担当の人は、無理やりねじ込んだり、ドアの脇に放置したりする人だったので、今度の人は親切に感じます。
受け取った郵便物は
ティムちゃんのオフィスから3通、
ティムちゃんのクラブから1通、
ティムちゃんに税務署から1通、
桃太郎君にはアースナルフットボールクラブから1通、
私宛はスポーツクラブから1通、
そして見慣れた文字の封筒がひとつ。
水曜日にウェイトローズでキッコーマンのおしょうゆを買ったら、蓋のところにキャンペーンのキャップがついていました。
「おしょうゆを2本買ったら、レシピ本とお料理用のシリコンのスパチュラをプレゼント!」
読んでみると、2本分のレシートと返送用の封筒(切手を貼って住所を書いた物)を送ればもれなく発送、とあります。
発送までは28日くらいみてください。

こういうのって出したことがなかったんだけど、丁度お料理用のスパチュラが欲しかったので、試してみることにしました。

封筒を用意して出したのは木曜日。
今日は土曜日。

超速いじゃん。

さすが日本の会社。

スパチュラは結構しっかりした物で、これからお台所で活躍しそう。
年末までやっているキャンペーンだそうですが、なくなり次第終わるそうなので、欲しい方はお早めに。
他の国でもやっているのかな?
それともイギリスだけ?

ちなみにおしょうゆは、250mlのボトルの物です。
ウェイトローズでは1.59ポンドです。

2008年6月6日金曜日

イギリスの産院


今日お仕事でロンドンのSt Mary's Hospitalを見学して来ました。
ここは総合病院なのですが、今日のお客様は助産師の方たちだったので、マタニティー関連の視察です。
日本では今、助産師っていうんですね。
漢字変換では出てきませんでした。
助産婦って入れて、最後の一文字を入れ替えました。
英語ではミッドワイフ(Midwife)といいます。
私が桃太郎君を生んだのは14年前ですが、イギリスの病院は随分様変わりしていました。

特に今日見学したこの病院のバースセンター(産院)は今月オープンしたばかりで、昨日初めての出産があったそうです。
病院の分娩室よりも、もっとお気楽なバースセンター。
お部屋はとても素敵でした。
壁に殆どの機能が収納されているので、扉をあけたり引き出したりするといろんなものが出てきます。この部屋には水中出産用のプールもあります。天井からのロープの使い方も見ました。新生児の為の機能もこの通り。ベッドを引き出すとこんな感じ。

2008年6月5日木曜日

ルバーブのケーキ


「初夏にふさわしいおやつ」を作ろうと思い立ちました。
そこで思いついたのが「ルバーブのゼリー」
きれいなピンク色で、甘酸っぱくて、ツルンとした喉ごし・・・
そこで八百屋さんでルバーブを4本ほど買ってきました。
少し細めの短い物です。
ところがおうちに帰ってきたら、ゼラチンを切らしていることに気がつきました。
おうちの周りの小さなお店には、インスタントのゼリーの素しか売っていません。
15分くらい歩けば売ってるんだけど、ちょっとねー。
そこで急遽予定を変更して、ケーキを焼くことにしました。
ルバーブのケーキなんて作ったことがないので適当です。
でもとっても美味しく焼きあがったので、載せておきます。
面倒がり屋の人にぴったり。

バター(180g)をオムレツ用のフライパンに入れて溶かします。
半分ぐらい溶けたらボウルに移します。
まだバターの残っているフライパンに小口切りにしたルバーブを入れて、大匙2杯の水で蒸し煮にします。
それからオーブンのスイッチを入れて180度にします。
バターのボウルにお砂糖を100g入れて混ぜたら、卵を合計3個、ひとつずつ割り入れて、その度によく混ぜます。
そこへ小麦粉を180gと、ベーキングパウダーを小さなスプーンに人さじ入れて混ぜ合わせます。
そろそろルバーブに火が通った頃なので、少し冷ましてから加えて混ぜます。
中敷をしたパウンド型に入れて1時間焼いたら出来上がり。
しっとりして、甘過ぎないケーキです。

とっても好評でした。


追記;ルバーブはこんな風に生えています。
茎の部分を調理します。
漢方薬の大黄のなかま。