2009年2月23日月曜日

Mango Tree


昨日は観光のお仕事があったのですが、丸一日お付き合いということで、夕食もご一緒。
バッキンガム宮殿裏にある、マンゴツリーに行ってきました。
正直なところ、ここを予約するにあたっては、かなり悩みました。
というのは、ご一緒させていただいたお客様は、以前、東南アジアに住んでいたことがあって、しかもすっごくグルメなんです。
私は美味しいと思うのですが、住んでいた経験のある人からすると、どんな感じなのか、ちょっと心配でした。
私はタイには遊びに行ったことがあるだけで、住んだことはありません。
だから私の味覚には自信がなかったのです。

しかも昨日は日曜日。
こじんまりしたレストランなら、それほど心配はしなかったのですが、このレストランはとっても広い空間のある造りなので、ある程度混んでいないと雰囲気が出ないのです。

そこで、ティムちゃんに頼んで、予約状況を前もって調べてもらいました。
そうしたら、前々日の状況で、既に100人以上の予約。
不況だとはいいながら、美味しいところはやっぱり混んでるのね。

さて、実際のレストランですが、ここは入ると左手にバーがあります。
カクテルで有名。
私はカクテルは苦手なんですが、女の子にはとっても人気があります。
イギリスではこういったバーで待ち合わせをして、それから全員揃ってテーブルに移動します。

バーでのお勧めは 6Cepages(シ・セパージュ)という名前のシャンペンです。
シャンペンは有名なブランドがいくつもあるけれど、これはとってもユニーク。
現在、シャンペンを造るのに使われる葡萄の品種は3種類あります。
シャルドネ、
ピノ・ノワール、
ピノ・ムニエールの3種類。
ところが昔は全部で6種類の葡萄が使われていました。
商業的に合わなかったり、世話が難しかったり、いろいろな理由で、これ以外の3種はいつの間にかシャンパーニュの畑から姿を消してしまいました。
6Cepages(シ・セパージュ)は、その古品種をもう一度よみがえらせて、6種類全てをブレンドして作り上げたものなんです。
因みに日本の天皇陛下のお気に入りだとか。
前回の御訪英の際もクラリッジーズでお飲みになられています。
どうしてそんなことを知っているかは、情報源に迷惑がかかるといけないので、ナイショ。

私たちはテイスティングメニュー(40ポンド)を注文しました。
これは、ここのお勧めを少しずつ堪能するのにぴったりです。
私は特に一つ目と二つ目のコースがお気に入り。
でもアラカルトで注文するのもいいと思います。
ティムちゃんはここの牛肉のサラダが大好き。
ヤム・ヌーという名前です。
パッド・タイ(タイ風焼きそば)も、ちゃんと麺がアルデンテ(タイだからそんな言い方しないけど)。
炒める油も含めて、素材のよさが伝わってきます。
お客様もとっても喜ばれて、ちょっと、鼻の高い思いをしました。
「本格的だし、しかも、とても洗練されている」というのが、お客様の感想でした。

最近イギリスでは、安っぽいタイ料理が蔓延しているだけに、ここは貴重です。
マネージャー・ワインコンサルタントの名前は「リ」さん。
いつもとってもよくしてくれます。
彼にガイドのみきちゃんから聞いてきたって言えば、何かおまけしてくれるかも?(笑)

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