2009年6月10日水曜日

グラストンベリー


昨日は グラストンベリー というところに行ってきました。
この街にはたくさんの伝説があって、街全体ミステリアスな雰囲気を楽しめるところです。

この街を訪れる理由は人によって様々です。
グラストンベリー修道院跡
チャリスウェル(Chalice Well)
ロックフェスティバル
トール
などなど。

おみやげ物屋さんを覗いても、あらゆる人に対応できるように(笑)タロットカードやペンドュラム、聖書やタペストリーにビスケット何でも揃っています。

でもこの街にアプローチする時に一番先に目に入るのはまず、そのトールです。
「トァ」という風に英語では発音します。

150メートルほどの小高い丘なのですが、このあたりはフラットな土地で、昔はトールは島だったそう。
アヴァロン島とよばれて、アーサー王伝説に深い関わりがあります。
そのてっぺんには聖ミカエル教会が建っていました。
こうして見ると、なんてことはない丘ですが、登ると結構キツイです。
特に私は高いところは苦手なので、何の柵もない丘の小道を登るのは拷問に等しいわけです(笑)

教会の塔は近くで見るとこんな感じ。中はこんな感じ。
サマセット平野を見渡すとこんな感じ。
雨が降って洪水になるのも頷けます。

こういった奇抜な地形というのは、いつの時代でも信仰の対象になり得ました。
キリスト教の伝説では、この地は「アリマタヤのヨセフがやって来て、聖杯を埋めた場所」ということになっています。
その為に巡礼の人々によって大変経済的に潤った街でした。
火災などで教会が経済的な危機に陥った時には、奇跡的にアーサー王のお墓が見つかったり(爆)。
でも結局はヘンリー8世によって修道院は解散させられて、今は廃墟になっています。これがアーサー王とグエネヴィアのお墓の跡。キリスト教のしたたかさを見ることができるので、私は結構好きです。

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