2010年6月11日金曜日

FANTASTICKS 

宮本亜門さん演出のFantasticksを観てきました。
コヴェントガーデンのダッチーズ劇場で演っています。

こじんまりした劇場なので、客席との一体感がとても印象的でした。
ストールのF列ということもあって、かなり前の方。
ルイーザ役の女の子の声が、透明感があって、とてもステキ。
配役は印象のある役者が揃っていて、とても楽しめました。

私はこの作品を初めて観たのですが、かなりのロングランらしいです。
今回は宮本亜門さんの演出で、6月9日にオープンしたばかり。
同じ作品でも、誰が演出かによって、仕上がりは全く違います。

シャークスピア劇を見ているような印象を受けました。
ルイーザとマットは隣同士に住んでいますが、二人の親が両家の間に壁を作って二人を会わせないようにします。
これは実は策略で、両家の親が、若い二人を恋に落とすように仕組んだことなのです。
まんまと恋に落ちた二人ですが、親の企みを知って、マットは家出、ルイーザは危険に身を落としそうになります。
さあ若い二人の行く末は・・・といった内容です。

壁の役や、かたりべ。
光の使い方もとても効果的で、はじめから終わりまで、笑いがちりばめられています。
特に、ヘンリーとモーティマー役が見事。
ぜひご覧になることをお勧めします。

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