2010年7月28日水曜日

Bar Bergara

Gros地区にもたくさんのバルがありますが、とりあえず有名なのが、現在改装中の Alona Berri と Bar Bergara
中に入るときれいなピンチョがずらり。
でもアローナベリを期待していたので、ベルガラには悪いけど、ちょっと複雑な心境。

このバルで頼んだのは、まずきのこのリゾット、フォアグラ添え。クリーミーなリゾットに、きのこの食感とフォアグラの風味で、このバルで食べた中では一番でした。

続いてアンコウのクリーム煮。アンコウが入っているのに気が付かなかったけど、きっと小さく切られていたのかな?

次はクリームコロッケと、きのこと海老の串刺し。コロッケは他のバルでも出していて、ここのはちょっと大振り。
美味しいとは思わなかった。
きのこは油を吸い過ぎていて、気持ち悪かったので、一口食べて残しました。

左はホタルイカの鉄板焼き、右はホタテのクリーム焼き。
きっと、もうピンチョに飽きてきちゃってるのかな?
それとも期待が大きすぎるのか、こんなものかなーってカンジティムちゃんは、完全にピンチョには飽きていて、何とハムとチーズのサンドウィッチ。
しかも、ヨーク(イギリス)のハムだって(笑)
あーあ、アローナ・ベリ、行きたかったなぁ。

Alona Berri

今回のサンセバスチャン訪問で、実は一番楽しみにしていた場所が「Alona Berri」というバルです。
ここは旧市街地ではなくって、おとなりのGros地区にあって、とてもモダンなピンチョがウリ。

たくさんのサイトでも紹介されていて、絶対ここだけははずせないと心に決めていた場所。

バルのサイトはスペイン語とフランス語とバスク語のみなので、そのメニューのページから、食材や作り方なんかも訳して、準備万端整えて、やっと今日行ってきました。がーん、閉まってんじゃん・・・。

張り紙があって、これって改装中てこと・・・?
わざわざタクシーで行ったのに、とても残念。

でもホテルに戻ってサイトをきちんと見たら、表紙にちゃんと案内が出ていました。
食べ物のことで頭がいっぱいで、メニューのページに飛びついていたからまったく気づかなかったけど。

かなり落ち込んだけど、仕方ないので、すぐ近所の「ピンチョの発祥地」のバルに行ってきました。
また次回、サンセバスチャンに来る機会があったら、リベンジの予定です(笑)

2010年7月27日火曜日

帽子屋さん

お友達から「バスク地方へ行くならベレーを買ってきて欲しい」と言われていたので、旧市街地にある帽子屋さんに行ってきました。
このお店は1838年からやっているそうです。
何でバスクってベレー帽が有名なのかは、そのうち調べるとして(笑)
お店にはたくさんのベレーが置いてありました。
写真係りの私と、支払い係のティムちゃんも、見えるかな?

今日は日差しが強かったので、とりあえず私もひとつ帽子を買ってもらいました。
きれいな色でしょう?
試着して気に入ったので、「今から使います」って、値札を取ってもらいました。
持っている深緑色の紙袋は帽子屋さんのもの。

2010年7月26日月曜日

Astelena


土曜日のバルめぐりで、絶対ここに行こうと決めていたバルのひとつがAstelena。
とても混んでいたので、飲み物のオーダーすら出来ませんでした。

今日は月曜日だし、問題ないだろうと思ったら大間違い。
やっぱり混んでいました。根気よく順番を待つのがいいのか、店員さんに声をかけるのがいいのか、タイミングがなかなか難しいのですが、何とかワインをオーダーして、お皿を受け取りました。
ここはお皿に食べたいものを取って、キッチンで調理してもらうシステム。
カウンターに並んでいるピンチョは、調理されていないものです。

ホタルイカの串刺し、牛肉の串刺し、きのことベーコンの串刺しを頼みました。ホタルイカは食べちゃったあと(笑)
これはしし唐みたいなもの。キッチンの横に陣取ったので、調理の様子が見えて大満足。
すごくオーガナイズされているキッチン。
これはタコとポテトのピンチョを作っているところ。
茹でタコと缶詰のポテト(!!)を輪切りにして、串に刺します。
それをグラスに入れて、ドレッシングをかけて、スパイスを振り掛けます。
5分くらいでお盆にひとつ出来上がり。
それにしても、缶詰のポテトかぁー。
びっくり。お隣ではフォアグラ。
スレートのお皿に瓶詰めのアップルピューレを伸ばして、ピンクと黄色のは何だろう?
グイッシーニを置いて、鉄板で焼いたフォアグラを乗せます。ウェブサイト、あるかなーと思ったら、同じ名前で別のロケーションが出てきました。
このバルはプラザ・デル・コンスティチューションの角に面しています。

Salaberria

今日は日曜日。
ホテルのお部屋のドアに、「邪魔しないでください」の札を出して、お昼過ぎまで寝ていました。

12時半を過ぎると、さすがにおなかが空いたので、ちょっと外出する気になりましたが、旧市街地のバルはほとんどがお休みだと聞いていました。

そこで昨晩ホテルでもらった地図を見てみると、ホテルの近くにシドレリアを発見。
きっと食べ物もあるだろうと、覗いてみる気になりました。
上の写真は入り口のバーカウンターです。
Salaberria

観光客というよりも、客層はご近所の人たちみたいです。
みんなおもいおもいのお酒を頼んで、おつまみには卵焼き。
この辺りでは、タラが入っているようです。

ティムちゃんは魚と卵の組み合わせがイヤみたいで、普通のスパニッシュオムレツを頼みました。私はまずフォアグラ。これは海老のベーコン巻き。
なんだか居酒屋メニューかも。それからタコのリゾット。これは海老のてんぷらとサラダ。
てんぷら?続いてミニステーキこれはティムちゃんが頼んだので、わたしのお皿にアレンジしなおしました。
本当の一口サイズ(笑)

2010年7月25日日曜日

Casa Urola

サンセバスチャンで有名なバル(バー)はほとんどが旧市街地にあります。
旧市街地は、半島になっているサンセバスチャンの北側です。

私達の泊まっているホテルからは歩いて20分強かな?

いろんなサイトで行きたいバルはチェックしたんだけど、土曜日はどこも混んでいるから、多分捜して行っても入れないかもしれないので、とりあえず良さそうなところに入りました。

本当にたくさんの人。

今回のホリデーではほとんど聞かれなかった英語が飛び交っています。
イギリス人だけではなく、北欧人も英語を使ってコミュニケートしています。

バルの片隅に陣取って、ティントをオーダー。
ティントは赤ワインのことです。そして初めてのピンチョは、チュレッタ。
これは牛肉のミニステーキみたいなもの。たったの3ユーロです!

それからしし唐の揚げ物。
これは1.50だったと思う。
このバルのあとも、他をいろいろ覗いてみましたが、どこもいっぱい。

良さそうだなーと思った「バル」のほとんどが、この通りの界隈でした。気気がついたら12時を回っていました。

サンセバスチャン

ルイローバの村のおうちで、のんびりと1週間息抜きをした私達の、次の目的地はサンセバスチャンです。

サンセバスチャンは北スペインでもかなりフランス寄り。
多分20分もドライブすれば、フランスには入れるんじゃないかな?

実は今回のホリデーの目的のひとつが「ヨーロッパ1の食い倒れの町(ホントか?)」サンセバスチャンを訪れることなんです。
テレビのお料理番組で、スペインの旅行記を見て、ティムちゃんも私も「もうここに行くしかない」って気持ちになりました。

今回はイギリスから自家用車でフェリーを使ってスペインに来ました。
旅行の一月前に本格的にメンテナンスをして、準備万端整えたはずなんですが、ルイローバの村で「エンジンの調子が悪いのでは?」と思わせるようなことがあったのです。
私は運転しないので、どこがどうとはいえないのですが、ティムちゃんが「なんかおかしい」って。

一月前に本格的なメンテをしたのには理由があって、ティムちゃんがロンドンでドライブしていた時に、なんだか変と思ったからなんです。
すぐにメルセデスのガラージに持って行って、調べてもらったらギアオイル(?)が少し減っているだけで、どこもおかしくないと言われました。
でも外国でドライブなので、ちょっと早めだけど、きちんとサービスしてもらうことにしました。
ついでにドライブ中にI-PODが聴ける様にステレオを取り替えたり、出来ることは全部やったつもりなのですが。
やっぱり古いからかな?
10年前のモデルです。
日本ではきっと、10年前の車なんて誰も乗らないんでしょうが、イギリスではそんなに気になりません。
しかもマイレージだってまだ7万以下なのに。

「なんかおかしい」というのは困りものです。
ちゃんと壊れていれば(笑)どうにかできるのですが、普通はなんともないんです。
でも一度、アクセルが上手く利かなかったんですって。
運転をしない私は「だから?」ってカンジなんですが、ティムちゃんはもし同じことが高速道路で起こって、すぐ後ろに大きなロリーがいたら、死んじゃうかもしれない、なんて脅かします。

多分ね、ティムちゃんはサンセバスチャンまで運転したくないんだと思います。
この間桃太郎君をビルバオの空港まで送っていった後に、初めてサンセバスチャンまでの距離がわかったらしいのです。
ティムちゃんは地図を見ません。
そこでいつも私がナヴィ役です。
ティムちゃんが長いドライブが嫌いなのを知っているので、私はいつも所要時間を短めに言う癖がついています。
サンタンデールからビルバオまでドライブしたときも、1時間半くらいだとは思ったのですが、100kmくらいだから45分かなーとか。
でも運転したいとかしたくないよりも、実際スペインの高速道路は、イギリスよりも運転が荒いと思います。
もし、本当に事故が起こったら大変なので、困ってしまいました。
サンセバスチャンをあきらめる?

まさかね。

そこでいろいろな方法を考えた結果、スペイン最終日に泊まるホテル(サンタンデールから30分くらいの田舎)に車を止めて、タクシーでサンタンデールまで移動、そこから長距離バスでサンセバスチャンまで行くことにしました。
調べてみると、ALSAから1日2本「スーパープラス」というバスが出ています。
普通のバスも入れると1日10本。
スーパープラスは特急バス。
停車場が少なく、車内も通路を挟んで1席と2席でゆったりしています。
これでサンセバスチャンまで往復することにしました。

車内はこんなカンジ。
予約が必要です。車内サービスは、国内便の飛行機くらい。
音楽と、スナックと飲み物。
ジャックも音楽を楽しみました(笑)所要時間は2時間25分、早いです。
町について早速バーに行きました。
私は赤ワイン、ティムちゃんはビール。
これは初めて見たビール、何と6%以上あります。
ワインとビールでたったの3ユーロ。
うーんきてよかった(笑)お散歩の途中で見かけた大聖堂。バーもたくさんあるし、海辺で開放的な雰囲気もある一面、こういったバナーを見るとここは「バスク」なんだなぁと実感します。
街中でも北アイルランドのような落書きをたくさん見ました。
さあ1週間、グルメ・バルのレポートです!
お楽しみに!!

2010年7月23日金曜日

アルタミラ洞窟

すごい車の行列でしょう?
これは道路わきに駐車された車。
アルタミラ洞窟の入り口です。
もちろん駐車場はあるんだけど、入りきれない車。
イギリスだったら駐車違反のウォーデンが来て、切符を切るのに忙しいだろうけど、ここは北スペインの田舎、誰もとがめる人はいません。

チケットを買うのに20分くらい並んで、やっと来た博物館。
この中に、洞窟の壁画(というか天井画)のコピーがあります。
美術の時間だか歴史の時間で写真を見た、石器時代の牛の絵のアレです。サンティヤーナ・デル・マーの高台にあります。博物館の脇では、石器時代の狩猟のデモンストレーションが行われていました。
楽しそう。
私も挑戦してみたかったけど、絶対に届かないだろうなー。これは本物の洞窟の入り口。
年間数千人の研究者のみに開かれているそうです。昔は一般公開されていた洞窟の壁画は、保存のために観光客は博物館でコピーを見ることしかできませんが、行ってよかった。
石器時代のことがよくわかる、とてもいい博物館でした。
残念ながら、展示の説明文はスペイン語と英語のみ。
でもビジュアル面がかなり工夫されているので、他の言語でも基礎的な知識があれば理解可能です。

アリタミラ洞窟のおみやげ。
5種類くらいありましたが、これに決めたのはプリント番号が101だったから。
各プリントは999枚限定だそうです。
何となく101には縁があって、大英博物館に寄付した屋根のガラスの番号も101でした。
これはリッチモンドのおうちに帰ったら、暖炉の上に飾るつもりです。

2010年7月22日木曜日

シーフード料理

Comillas (コミヤス)の町で、シーフード料理を食べようと、目をつけておいたレストラン、「Adolfo」に行くことにしました。
実は、町の駐車場に車を止めて、そこまで歩く間に、別のバーレストランにも興味がわきましたが、ハエを見かけたので断念。
店先の、かにごはんには、後ろ髪を惹かれる思いでしたが(笑)
バーカウンターにも、美味しそうなタコ・・・。
ちょっと大きくて迫力たっぷり!でもタコにもハエがとまっていました。
うーん、残念。

気を取り直して、Adolfo に向かいました。
平日のランチだし、お天気もそんなによくなかったので、予約無しですんなり入れました。
外で食べますかって聞かれたんだけど、ハエが来たらイヤだし、表通りに面しているところで食べても特に楽しいとは思わないので、中に通してもらいました。

さっきのかにごはんを見たすぐ後だったので、ロブスターごはん(2人分、53ユーロ)にも興味があったのですが、レストランの口コミに「Rape a la planch(アンコウの鉄板焼き)」が最高に美味しい、とあったので、それにしました。

これは前菜に食べた、シーフードのスープフランスのシーフードスープと違って、ルーとかチーズなんかは入れません。
他のお店でも食べましたが、北スペインではどこも似たような味で、似たような色合い。
正直、こんなもんかなー程度で、リピートしたくなる味ではありませんが、何となく私もティムちゃんも、スープを頼んでしまいました。
寒かったせいかも。

私のメイン、アンコウ。
他のレストランで魚を頼んだときにも、ガーリックが入っていたのですが、このときも炒めたガーリックが上に乗っていました。
私個人の好みでは、ガーリックと魚、という組み合わせは好きではありません。ティムちゃんはランゴスティーンの鉄板焼きを頼みました。
そしたら出てきたら車えび。
イギリスではランゴスティーンは手長海老のことなので、ちょっとびっくり。
スペインでは手長海老はシガールというそうです。

安い白ワインを1本と、食後のコーヒー、ミネラルウォーターで、75ユーロ。
期待したほどおいしくありませんでした。
やっぱりロブスターごはんにすればよかった。

隣のカップルが食べてたけど、大きなパエリアパンに入っていて、6人分くらいはあると思っていたら、みごとに完食。
よっぽど美味しかったのかな。

一番上の写真のようではなくって、もっとリゾットに近い、スープっぽいタイプ。
スペインにいる間に、どこかで食べたいな。

2010年7月21日水曜日

Comillas

ルイローバから西に5キロくらい進むと、Comillas という小さな海岸沿いの町に出ます。
ここは昔は鯨漁で有名だったそう。
港の脇には漁船用のディーゼルスタンド

でも目的は港やビーチではなくって、この町で新鮮なミルクを売っていると聞いて、わざわざ車で来ました。
スペインでは長期保存の牛乳が一般的で、イギリスで売っているような、冷蔵庫に入れるタイプの滅菌(パスチャライズ)牛乳はなかなか手に入りません。
最近は大型のスーパーマーケットなどで、見かけるようになりましたが、それでも必ずといったわけではないのです。

長期保存の牛乳にケチをつけるわけではありませんが、癖のあるにおいなので、紅茶には向きません。
そこでいつもパスチャライズ・ミルクを探すことになります。

パレスの前と聞いていたので、適当な駐車場を探して、少し町を歩いてみました。
すると、カンタブリアらしく、牛の置物のあるお土産物屋さんを発見。

中に入って、「Hay Leche Fresca?」
とたどたどしいスペイン語で聞いてみました。
これは新鮮な牛乳はありますか、という意味だと思います(笑)
よく、スペインでは店先に「・・・ありますよ」という意味で「Hay ・・・」と書いてあるので、多分通じるかなーと思って。

そうしたら、お店の人は外を指差します。
まさか、牛の置物が冷蔵庫になってるとか?

わからないと言ったら、ひとり、お店の外まで来てくれました。
そして、お水の自動販売機を指差すのです。

私の「レチェ(ミルク)」が通じないのかなぁ?と心配でしたが、
やっと事情が飲み込めました。

この自動販売機には空のボトルも売られています。
自動販売機でボトルを買って、自分でミルクを隣のマシーンから買うのです。

ボトルは40セント、ミルクは1ユーロでした。
ティムちゃんはその場で味見。
「美味しい」だって。

そのあとシーフードのレストランを発見。
海岸沿いのレストランがいまひとつっぽかったけど、ここはなんだか美味しそう。
村のおうちに帰ってから検索してみたら、評判がよさそうなので、また、ここへは戻ってくることにしました。

2010年7月19日月曜日

村のおうち

Santillana del Mar から西に10分くらいのドライブで、ルイローバという地域に出ます。
私達はルイローバの、ある村の小さなおうちで、これから1週間をすごします。
かわいいおうちでしょう?

中はベッドルームがひとつ。
そして、キッチンと小さなバスルームと天井の高いリビングで構成されています。

お庭はとても広くって、フルーツのなる木がたくさん。
オレンジ、レモン、ダムソン、洋ナシ。
そしてこんな実がなっている木も。

これって、もしかして・・・木の幹を見てみました。
桜の木・・・。ということはさくらんぼだ!!
おそるおそる食べてみたら、さくらんぼに違いありません。
やったー。
生まれて初めて、木になってるさくらんぼを食べることが出来ました。
とっても幸せ。