2015年6月4日木曜日

遺言書を作りました

イギリスにはファイナンシャルアドバイザーという職業があります。
投資の管理をしてくれる専門家です。

私たちの FA はロンドン金融街の端っこ、ヘロンタワーのビルに事務所を構えています。
このビルが結構かっこいい。
入口にボウラーハットのおじさんがいて、中に入ると水槽。
熱帯魚がいっぱいいて、素敵。
エレベーターは外側のガラス張りのものと、内側の外が見えないものがあります。
私たちのように高いところがダメな人はエレベーター用のカードキーにインプットして、内側のエレベーターが来るようにしてくれます。
最近のオフィスビルっていろいろな細工がすごい。

年に数回会うこの FA から、いつも言われること。
それは「遺言書を作った方がいい」

ティムちゃんは「縁起でもない」と言って今まで取り合わなかったのですが、とうとう作りました。

日本ではどうなのかな?

イギリスではいろんなところで作るように勧められます。
でも実際どれくらいの人が作っているのかは知りません。

私たちの知り合いは作ってる人がほとんど。

遺言書キットなんて売っているから素人でも作れると思います。
だけど、証人とかも必要なので、ちょっと面倒。

私たち FA に一任しました。
希望を伝えて遺言書を作ってもらい、オフィスでサインしました。
証人も用意してくれたし、簡単。
でもサインした後で、聞かれたこと。
「さて、どこに保管しますか?」

そんなこと考えてもみなかった。
サインしたら終わりだと思っていました。

アガサクリスティーの小説だと弁護士が保管してるけど。

で、聞いてみたら、おうちに保管する人もいるそう。
その場合は防火対策のある金庫にしまうそうです(笑)

わが家には金庫はないので、専門の場所に預かってもらうことにしました。
遺言書の作成に1通250ポンド。
保管は1通あたり年間24ポンド。
銀行の自動引き落としで決済。

私たちには子供が一人しかいないから、すごく簡単。
ティムちゃんが死んでしまった、らすべての財産は私に。
私が死んでしまったら、すべての財産はティムちゃんに。
二人とも一緒に、もしくはすでにどちらかが死んでいれば、すべて桃太郎君に。

それで終わりだと思うでしょう?

ところが FA が「で、デザスターの場合はどうしましょうか?」
これは、で私たちの死後桃太郎君も28日以内に亡くなった場合です。
一緒にクルーズ船に乗っていて沈没とか、
大災害に遭ったとかって場合。

それも考えてみたことなかった。

「サポートしているチャリティー団体はいかがでしょう?」
すごくイギリスなアイディア。

けど、半分こにしてティムちゃんの甥っ子と私の妹に残すことにしました。


一段落して、肩の荷が下りた気分。
別に今までと何か変わったわけじゃないけど。








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