2015年7月21日火曜日

ロンドンで一番新しいガーデンはどこ?

ここはロンドンの第2の金融街、ドックランド。
ドックランドは使われなくなったドックの跡を開発した地域。
19世紀の初めから20世紀半ばまで活気のあったテムズ川の港です。
シティーと呼ばれるロンドン市からは東に位置しています。


ロンドンはテムズ川のおかげで商業が発達した街です。
ロンドンから見ると東に北海があって、テムズ川はそこに大きな河口を持っています。

1802年にロンドンの港の混雑が問題化して、その対応のために新しい港が作られました。
それが West India Dock と East India Dock。
当時、安全で最新技術を駆使した新しいドックには、アメリカ(イギリスの西)やアジア(イギリスの東)からたくさんの貨物船がやってきました。
つまりこのドックは世界の東と西を繋いでいるということ。

また、East India Dock は、グリニッチの真北に位置しています。
つまり標準子午線の上を通っているということ。
標準子午線は東経と西経の真ん中にあります。
ということで、東と西っていうフレーズが出てくる。


2018年にロンドンの東と西を繋ぐ新しい鉄道プロジェクト、Cross Rail が完成予定。
その主要駅の一つがカナリーウォーフ。
今日紹介するガーデンは、その駅の上に作られているのです。
East India Dock からは少し西側なので子午線がここを通っているわけではありません。

でもガーデンのコンセプトは東と西。

こちらがガーデンのある Crossrail Place の入り口。
無機質なカンジで、ガーデンがあるなんて風じゃないでしょう?
 Crossrail Place に入ったら、エスカレーターで1階に上がります。
下の階にはお店やレストランが入っています。

ガーデンの入り口はこんな風です。
 私も大好きなノーマンフォスターのデザイン。
ガーキンとか、ロンドン市庁舎のデザインも彼。
 ガーデンに植えられている植物の説明パネルの一つ。
 イギリスから見て西側、東側という風に植え分けられています。

ところどころにLED照明があるようでしたから、夜もきれいだと思います。
私が行ったのはお昼だから、ドーム状の天井や壁からの自然光がたっぷりでした。
シティーエアポートが近いので、飛行機も何機か見ました。


 私は西から歩き始めて東から出ました。
写真は撮らなかったけど、ところどころにあるベンチでのんびりしている人が多かった。

本当にビルの谷間といった立地だけど、こんなスペース、いいな。
でもこのエリアには屋外にのんびりスペースがたくさんあります。

このガーデンは屋根があるので雨でも大丈夫。
後、屋内だから、法律でタバコが吸えないのがいい(笑)

だって、ビルの中で吸えないから、外はタバコを吸っている人が多いんです。




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