2018年5月23日水曜日

飛行機って途中で降りていいの?

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昨日は早起きして飛行機に乗りました。
リスボンまではイージージェットを利用したのでガトウィック空港からの出発です。
おうちからはタクシーで70ポンドから80ポンドが相場。

イージージェットはオンラインでチェックインなので、空港ではスーツケースを預けるだけです。
ここも自動化が進んでいて、タグを自分でつける以外は人の手を介さないようにできていました。

イージージェットは英国航空と違ってラウンジがないので、ガトウィック空港内のラウンジを予約しておきました。
リスボンでランチと思っていたので、宿泊先の近くのレストランも予約して、手配は完ぺきだったんですけどね…。

実は、出発前から私たちのフライトが遅れていることはメッセンジャーで連絡が入っていました。
それでも予定通りの時間に空港に来るようにという指示だったので、おうちを出たのは7時。
ラウンジでアップデートを見たら11時過ぎには出発できそうということでした。
予定が10時10分出発だから、ランチはちょっと遅れるかもね。

そこで、ちょっとだけ腹ごしらえもしておきました。
 この時は、長い1日になるとは思わず、お天気もいいし、快適なフライトになるといいなぁなんて、のんびり考えていました(笑)
 飛行機に乗り込む時。
 私もティムちゃんも飛行機が嫌いなので、乗るのは一番最後にしています。
ゲートに人がいなくなって、クルーに言われるまで乗りたくない。

だって、飛行機って、乗ってしまえば最後、もう降りられないっていうのがイヤ。
今回の遅れはフランスのストが原因らしいです。

そこで安全のためにフランスの上空を飛ぶ飛行機の数を制限してるんですって。
仕方ないよね。

1時間くらいの遅れなんて、ヨーロッパに住んでいたら「あら、そう?」程度。
お迎えの人を手配していたら連絡も必要だけど、私たちはタクシーの利用なので関係ないしね。
レストランにはちょっと遅れるとメールしておきました。

ところが全員乗り込んで、ドアも閉まった後にキャプテンからアナウンス。
フランスのストのおかげで、飛べる飛行機の数が制限されていることの説明と、割り当てられたスロットまで1時間半あることが告げられました。

乗客からはため息。

さらにアナウンスは続きます。

出発まで、もちろん自由に機内を歩き回ったり、携帯電話を使ったり、お手洗いを使ったりしても大丈夫。
さらに、コックピットにも遊びに来て写真を撮ったりしてもいいですよ、だって。

行きましたよ、もちろん。
一応これでもブロガーですからね(笑)
 写真はキャプテンに撮ってもらいました。
ちょっと暗いけど、まぁいいか(笑)

これは私が撮った写真。
 車も運転できないので、こんなの見てもちんぷんかんぷん。
すごいなぁ、飛行機操縦する人って。

私たちは機内で飲もうと思ってシャンペンのサービスを予約しておきました。
イージージェットには、普通ハーフボトルが2本しか積まれていないのを知っていたからです。

ところがコミュニケーションがうまくいっていなかったらしく、予約は入っていないそう。
幸いにもハーフボトル2本はまだ売れていなかったので、私たちのものになりました。
ところが、空港の安全上の規定で出発前には出せないって言われました。
BA だったら出発前にシャンペン出してくれるので、規定かどうかは謎ですが、それまではコーヒーで我慢することにしました。

そうこうしているうちに、またキャプテンからアナウンス。
あと1時間15分ほどかかるって。
12時ごろの話です。

ビジネススーツの人たちが二人、クルーのところまできて相談を始めました。

彼らはリスボンでランチミーティングがあるらしいです。
それが終わったら、ロンドンに戻ってくる予定だったんだけど、今からリスボンに行ってもミーティングには間に合わないし、もしかしたら戻ってくるのも大変かもしれない。
だから、もう降ろしてほしいということでした。

私たちの席は1番前なので、話が全部聞けて面白かったです。
結局クルーが地上スタッフに連絡を取って、30分くらいしてドアが開き、二人は飛行機から降りてしまいました。
これがそのシーン。
 別に一番前に座っていなくても、ドアが開いて、誰かが降りたのは他の人にも分かったはず。
しばらくしたら、もう一人の乗客が自分も降りたいと言い出しました。

クルーは地上スタッフの許可が必要だから、ドアが開いてるからって勝手に降りちゃいけないと言うのですが、その人は今降りたいの一点張り。
「ホールドの荷物もないし、身一つなんだから」って言うのですが、そういう問題じゃない。
結局、地上クルーから搭乗券とホールドの荷物の有無が確認されて、この人も降りることになりました。

それまでの成り行きに口を挟むつもりは全くなかったのですが、
「この人が持ち込んだ手荷物をすべて持って降りたのかどうかはどうやって調べるつもりですか?」って聞きましたよ。

だって、このご時世ですからね。

そうしたら、今から調べますってことで、頭上のコンパートメントの該当部分をチェックしてくれました。
 かなり雑な調べ方でしたけどね。

それからしばらくして、予定よりも3時間遅れで飛行機は飛び立ちました。
 もう、速攻シャンペン持ってきてもらいました。
ご迷惑かけてごめんなさいってことで、おつまみも持ってきてくれました。
オリーブはどうかとか、プリングルはどうかとか、結構親切でした。
それにしてもラウンジで腹ごしらえしていて正解。

予定が遅れたのは残念だったけど、おかげで興味深いシーンが見れて良かったです。
旅の面白さはハプニングだなぁと実感しました。

クルーもキャプテンも、フレンドリーで素晴らしかったです。
イギリスらしいなって思ったのは、誰も文句を言う人がいなかったことかな。
だって、クルーに文句言っても、フランスのストは彼らのせいじゃないですからね。
怒るよりも、解決策を提案するっていうのが大人の社会だなって思いました。



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